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卒業論文
第6章 肛門科の診察
 優子は、エステ嬢の勧めもあり、お茶の湯女子大学医学部付属病院の肛門科の診察を受けることにした。紅葉の季節である。お茶の湯女子大学のキャンパスもあざやかな葉の色に満ちている。医学部付属病院は、人間環境学部と同じキャンパスにある。
 優子は、肛門科の診察ということでドキドキしながら、付属病院の受付に着いた。
 受付嬢は
「肛門科の診察ですね。紹介状はお持ちですか」
と尋ねる。優子は、エステの専属医の紹介状を提出する。受付嬢は紹介状を確認し、診察券を作る。
「肛門科は5階ですから、エスカレータで5階に上がって、肛門科の受付で、紹介状と診察券を出してください」
と淡々と事務的に言う。
 優子は5階の肛門科の受付に着くと、紹介状と診察券を出した。
 肛門科の受付嬢は
「本日は、本郷教授の診察日ですから、本郷教授が診察してくれます。3番目ですから、30分ほどお待ちください」
と伝える。
 優子は外来待合室でテレビを観ながら待つことにした。大学病院の教授なら、『白い巨塔』の財前五郎のような権威ある雰囲気かな、それとも、里見脩二のような学級肌の温厚な雰囲気かな、とちょっとワクワクしながら待っている。しばらくすると、
「北山さん、北山優子さん、第3診察室にお入りください」
とマイクで呼ばれる。
 ノックをしてから教授診察室に入ると、3人の医局員と3人のナースが教授の後ろに整列している。まさに、『白い巨塔』の世界である。
 本郷教授は57歳である。里見脩二のような学級肌でもなく、財前五郎のような権威が白衣を着ている雰囲気もない。本郷教授は紹介状を読みながら、
「この紹介状の医師の古物君は僕の同期なのですよ。医学部の学生の頃は、僕の下宿でよく朝まで飲んだんですよ。この頃、古物君と飲む機会もないのですが、彼、元気にやってますか」
と、優子をリラックスさせるような穏やかな口調で尋ねる。
 優子は、ちょっと安心しながら
「はい。お元気そうです。」
と答える。
 その古物医師の紹介状には、単に、
「アナルと浣腸の虜になっている女子大生だから、じっくり診察してください」
としたためられているだけである。
 本郷教授は、ニタっと笑い、3人の医局員のうち、女性の医局員に問診をするように命じる。医局員は
「問診をしますから、隣の問診室にお入りください」
と優子に告げ、優子とともに、問診室に入る。
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