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はなむぐり
第1章 愛しい花
「おじさん!」
満面の笑みで私の胸に飛び込んできた大切な大切な宝物。紺色の部屋着のワンピースに水色のエプロン姿は毎朝見ても可愛い。
「よく飽きずにおじさんおじさん言うなぁ」
私は彼女の肩まである黒髪を指に絡め、ふっくらとした唇を親指で撫でた。本人が気にしている小熊のような丸い鼻も日に日に色気づく切れ長の目も血管が透き通る白い肌も。長所短所もすべて愛している。
「おじさん、いつもの」
甲高い声を無理に低くしておねだりする彼女の唇は私の親指をねぶるように咥え、ぱかっと口を開けて奥まで。
「好き…好きよ…ピチャッチュッ…」