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はなむぐり
第1章 愛しい花
これは彼女の一時の感情なのだと何度も。
何度もどころか毎日毎日、彼女と暮らし始めてから愛を伝えられるたび、私は感動といつか私の元を去るだろうという冷静さを忘れずにいた。
それは彼女が20歳という節目を迎えても、さまざまな人生経験、同世代の子達より苦労があったというのに、私への気持ちは冷めるどころか膨らむばかり。
唇を離せばまた求め。私の右の太ももに片脚をすり寄せ、熱い蜜が溢れている場所を久しぶりに勃ちつつある竿に押しつけてくる。
唇がじんじん痺れるほどの口づけに区切りをつけると、蜜樹は私の胸に寄りかかりながらつま先立ちになり、左頰に口づけた。そのまま耳へ唇を這わせていき、クスクス笑って『好きよ』と囁く。
蜜樹は私の姪だ。