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はなむぐり
第6章 花の慰め
ふっと腕が軽くなる。
指がほどかれ、一瞬だけ与えられた唇のぬくもり。
薄目を開けると、オレンジ色の夕日に当たった後ろ姿は幻想的で、お尻には私の汚れた欲の痕がはっきり残っていた。
それを嬉しく思う私は完全におかしいと勝手に落ち込む。
蜜樹は気遣って静かにドアを閉め、一人になった私はすかさず蜜樹が眠っていた場所に顔を埋めた。
くぼんだ枕から敷き布団…深呼吸しながら下へ下へ…あぁここだ。眠っていただけなのにまたシミをつくって…可愛い可愛い蜜樹…早く戻っておいで。
蜜樹が敷き布団に残した小さなシミ。
それだけで腰が蕩けそうだ。
「じさん…おじさん…」
すると、ドア越しに私を呼ぶ声。急いで起き上がってドアノブを握って回した。
「はあぁ…はあぁん…おじさんだめぇ…ぁんっ」
開ける前に聞こえた声に戸惑う。
落ち着かせて、ドアに左耳をくっつけた。
「そこなのっ…おじさん…あぁん…もっとくりくりしてぇっ」
可愛い声。さらには艶に磨きがかかり、自らおねだりしている。
私を思い出して自慰を…嬉しい…ありがとう。
邪魔をしないように慎重にドアノブを回してゆっくり開け、片目だけでリビングを覗いた。
「おじさん…蜜樹…蜜樹…もうだめぇ!」
ちょうど目の前で四つん這いになっている蜜樹が見えた。ブラジャーを外していて、初めて目にする乳房に感動した。横からだが乳首は狂おしいほど突き出ていて、床には夜に洗おうと洗濯カゴに入れていた私のトランクスが。
「好きよぉ…うぅっ…早く挿れてぇ…一緒に…あぁおじさん」
蜜樹は前のめりに倒れお尻だけを突き出したままトランクスを口に運び、虚ろな目で身体を震わせる。そして、ゆらゆら揺れながら起き上がり、トランクスを胸に抱いて何かを拾い上げた。細長い…私の箸だ。
黒い安物の箸だが、蜜樹はテーブルの上に座ってこちらを向き、躊躇なく開脚した。トランクスをお腹に広げ、箸を一本ずつ両手に持って交互にしゃぶりつく。
「あぁ…おじさん…んん…」
おいしそうに、まるで両脇に男がいて奉仕しているかのよう。
チュパチュパと舐め、満足したのか箸を夕日に当ててうっとり首を傾げている。そして、両方の箸を乳房にゆっくり近づけ、乳首を撫でさすった。
「んああぁ…いいのぉ」