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はなむぐり
第7章 恋いこがれる、はなむぐり
夕食の前にお互いの身体と髪を洗い、露天風呂に入ってきつく抱き合う。性器が触れ合い、柔らかい私のモノに蜜樹は頻りに瞬きをして私の肩にしがみつく。
夜に向かう空は薄紫色に染まり、山と湖は姿を消す準備に入っているように見えた。
そして、用意していただいた浴衣を着て、夕食をいただいた。
きのこがたくさん入った炊き込みご飯、自家製の漬物に湯豆腐、大きなレンコンの天ぷら、具だくさんの茶碗蒸しなど豪華だった。
蜜樹は可愛らしい器や飾り付けに笑みを浮かべていて、兄も一緒ならもっと楽しかっただろうと。一杯だけ別に用意していただいたビールのグラスに、自分の麦茶のグラスを軽く当てた。すると、蜜樹もグラスを当て、頬笑んだ。
白い肌に黒髪、整った顔立ちは淡い桜色の浴衣にとても合っていて、成人式の振袖はどんなに美しいことか。
減らないビールを見つめながら、そう思った。
食事を終えると、蜜樹は隣の部屋の戸を開けてすぐに閉めた。
どうも、くっついている布団が恥ずかしいようだ。
団子状に結んだ髪から何本か髪が垂れていて、うなじはみるみる桜色に染まる。戸に手をかけたままの後ろ姿は古くからある美人画のよう。
その肩に手を置いて、うなじに鼻をくっつけた。
せっかくの若草色の私の浴衣はこの腹のせいで台無しだが、いつもと違う世界はそんなことをしだいに忘れさせていく。
うなじに吸いつくと蜜樹は内股になって戸に寄りかかる。私は蜜樹を片腕で抱き抱えて戸を開け、布団になだれ込んだ。すぐに戸を閉めて布団から這い出ようとする蜜樹に飛びついた。
私の下で甘く鳴く子犬。
枕元の間接照明をつければオレンジ色の妖しい空間。
私の肩を掴んで快楽をせがむ蜜樹。
何か言いたげな唇を奪って乳房と太ももを乱暴にまさぐる。
帯をほどけばすぐに艶めかしい身体。
私のはだけた浴衣からだらんと顔を出すモノ。
痺れる唇を離して、乳房を真ん中に寄せて揉み込むと下腹部が震え、朱色の乳首を交互にしゃぶると私の頭を掻きむしる蜜樹。
小さいが素晴らしい感度と奥深い色といじりがいのある形は私好みだ。
やっと食べられる。
乳輪を執拗に舐め回して口に含み、少し引っ張って離せばさらに突き出る。
片方を赤子に戻って吸い、もう片方は人差し指と親指でひねってこねくり回す。
「やらぁ…はあぁ…ぅんっ…」