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深野芸能事務所 肉欲の日々
第5章 麻希 キャスター志望 身体検査
ごく普通だが、何故か診察台だけが異様に大きかった・・

それよりも、初老の医師の問診が常軌を逸していた・・
「.美佐は必要無いけど、麻希さんは初めてだね? 女の娘には、答え難いけど、新入社員には社長の方針だから頼むわっ・・」

麻希に向かって、あから様な信じ難い質問をする医師。
男性経験と恋人の有無、セックスの回数と最後の時期、オナニーの頻度と方法 等々・・
恥辱に泣きそうになりながらも、素直に答える麻希・・

「ところで、美佐は何でいるの? 必要無いでしょ?」
「あ、私、この娘の付き添いよっ・・社長に言われて、この娘が、秘書に向いてるか? を見極めるのっ・・」
「なら、色々と手伝って貰うかなっ?」
医師と美佐が視線を合わせ、妖しい笑みを浮かべた・・

(私、キャスターになるまで、社長の秘書って契約だけど、先輩の美佐さんに認められなきゃ駄目なんだっ? それに、身体検査に合格しないと、契約出来ないみたいだしっ・・頑張らなきやっ・・)

世間的にも、性的にも初心な麻希・・
これから施される身体検査の実態も知らずに・・

カーテンの向こうの男達は、これから、麻希が受ける検査に、耳をそばだてていた・・
美佐が、麻希の身体を凝視し、あから様な敵意の視線を投げる。
(全く、崇ったら、こんな子供みたいな娘が趣味なのっ? 私がいるって言うのに? こんなぶりっ子の、化けの皮を剥がして、崇の眼を覚ましてやるわっ・・)

麻希にとって、身体検査に名を借りた、屈辱の時が始まった。
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