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ふしだら音楽室〜汚された制服〜
第2章 はじまりの音楽準備室

妄想の上では悠人の計画は完璧だった。
その時、音楽準備室の引き戸が少しだけ開いていることに気付いた。
(あれ? 誰か来てるのかな? ていうか、山口さんがもう来てるのかな? それとも顧問の神谷先生? 昨日誰かが閉め忘れたのか?)
その刹那、水っぽい、本能的にヤバイと感じた。
ちゅっ……ちゅばぁ……。
かすかな音に、悠人は立ち止まった。
漠然とした不安を感じ、息をひそめ耳をすませる。
「ん………先せ……ちゅ……」
気のせいではない。
かすかだが確かに声が聞こえた。
くぐもった、どこか苦しみを耐えているかのような声。
どこかで耳にしたような、聞き覚えのある声だ。
それと、糸を引くような水っぽい音。
まるで、くちゃくちゃと音を立てて食事をする人の口のような不愉快な音。
その、いけないもののような音と女性の声は音楽準備室の中から聞こえてくる。
ちゅ……ちゅぶっ、っちゃ……。
「んふぅ……んん……んあぁ……」
音楽準備室の少し開いた扉から漏れる、聞き覚えのある声。
その声は山口美羽の声のように感じた。
美羽の声だけではなかった。
美羽の淫靡な声にかぶせるように、男の秘めた声が漏れて聞こえてきた。
「悪い生徒だ。こんな淫らな娘が部長をしてていいのかな? 部員みんなに山口がスケベなことを教えてやらなくちゃいけないな」
悠人の胸がどくんと痛みを発した。前頭部に向けて電気がスパークしたような痛みが走った。
その時、音楽準備室の引き戸が少しだけ開いていることに気付いた。
(あれ? 誰か来てるのかな? ていうか、山口さんがもう来てるのかな? それとも顧問の神谷先生? 昨日誰かが閉め忘れたのか?)
その刹那、水っぽい、本能的にヤバイと感じた。
ちゅっ……ちゅばぁ……。
かすかな音に、悠人は立ち止まった。
漠然とした不安を感じ、息をひそめ耳をすませる。
「ん………先せ……ちゅ……」
気のせいではない。
かすかだが確かに声が聞こえた。
くぐもった、どこか苦しみを耐えているかのような声。
どこかで耳にしたような、聞き覚えのある声だ。
それと、糸を引くような水っぽい音。
まるで、くちゃくちゃと音を立てて食事をする人の口のような不愉快な音。
その、いけないもののような音と女性の声は音楽準備室の中から聞こえてくる。
ちゅ……ちゅぶっ、っちゃ……。
「んふぅ……んん……んあぁ……」
音楽準備室の少し開いた扉から漏れる、聞き覚えのある声。
その声は山口美羽の声のように感じた。
美羽の声だけではなかった。
美羽の淫靡な声にかぶせるように、男の秘めた声が漏れて聞こえてきた。
「悪い生徒だ。こんな淫らな娘が部長をしてていいのかな? 部員みんなに山口がスケベなことを教えてやらなくちゃいけないな」
悠人の胸がどくんと痛みを発した。前頭部に向けて電気がスパークしたような痛みが走った。

