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ふしだら音楽室〜汚された制服〜
第2章 はじまりの音楽準備室
 悠人への小言をこぼすことの多い口唇は薄く、美羽が持ち合わせる気の強さを感じさせる。
 その唇は校則違反にならないような透明のリップが塗られているのだろう。
 舌で薄朱色の唇を舐めたような、ぬめっとした艶をはなっていた。

(山口さんって…かわいいってよりは、美人って感じだよなぁ。だからかなぁ……気が強そうに見えるんだよなぁ……唇が薄いせいかな?)
 
 背中まで伸びたストレートのロングヘアと、まゆを隠すように整えられた前髪は、いかにも生徒会や学級委員という真面目そうな雰囲気をまとっている。
 けれどもネコのようなくりくりした愛嬌のある瞳のため、優等生特有のツンと他人とよせつけようとしないキツさは感じない。

(山口さんって、絶対細くてスレンダーだよなぁ~ぶかぶかなカーディガン着てるから、全然わからないけど)

 小柄な体躯に、だぼっとしたカーディガンをはおっているので、残念なことに美羽の身体のラインはすべて隠れてしまっている。
 しかし、制服のスカートから伸びた、真っ白なふとももと、制服のロングソックスに包まれたふくらはぎは、しなやかに細い。

 吹奏楽部の他の女子と比べて、美羽はスカートのおしりの幅は明らかに狭い。
 そして、他の女子ならカーディガン越しでも魅惑に満ちた胸のふくらみをうかがえることができるが、美羽にはふたつの微丘を見ることはない。
 指揮をしている時に両手を広げてテンポを取るときがある。美羽の胸がはられたその時でもカーディガンに秘かな柔胸のシルエットが浮かび上がることはない。

(おっぱい小さそうだよな? ていうか残念なくらい、ぺったんこに違いない! 副顧問の福山先生のおっぱいは無茶苦茶でかいロケットおっぱいで、それはそれで、すげー萌えるけど、山口さんのロリおっぱいも悪くないよな。あぁ……俺、ロリパイフェチになりそう……)

「ちょっと、聞いてますか? もう本番まで時間がないんですよ。ティンパニーは目立つし、他の楽器のテンポが狂ってしまいますから気をつけて欲しいんです」

「は、はいぃ!」

 美羽のよく通る声に悠人は現実に引き戻された。
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