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ふしだら音楽室〜汚された制服〜
第2章 はじまりの音楽準備室

テンポのずれ、ティンパニーの打ち始めが、わずかにずれてしまっていることは悠人自身でも分かっているし、その原因も分かっている。
美羽に見とれてしまっているからだ。
タクトを振るっているときに薄い下唇をグッと噛むクセ。
誰かが間違えたときに一瞬しかめる整った美眉。
おだやかな旋律に合わせ、うっとりとしたように閉じる瞳。
そして、曲の盛り上がりの手前で、形の良い小鼻を、ぷくっと膨らませ息を吸うクセ。
なんといっても演奏を終え、手応えを感じた際に浮かべる笑顔。
悠人はまるでストーカーのように、いつでも美羽を見つめてしまう。
そもそも悠人は美羽に近づきたいが一心で吹奏楽部へ入部したのだ。
部活紹介の日に見かけた美羽。
こんなかわいい娘が入部するなら、俺も入ろうと即決した。
同じ部になれば、つながりができるかもしれない、という単純な思いだった。
だが、北豊高校の吹奏楽部は本格的な活動をしており、部員はだれもが中学で吹奏楽の経験があるものばかり。
しかし悠人は子どもの頃から音楽を習ってきたわけではないので、トランペットのような管楽器は持っていないし触れたこともない。
音楽と言えば小学校と中学校の音楽の授業で無理矢理やらされたリコーダーの経験があるだけだ。
そのため、テンポとリズムを覚えればなんとかなるティンパニーの担当にさせられ、今に至るのだ。
今日にいたるまでの高校生活2年と半年間、美羽に良い所を見せることのないまま最後の公演を迎えてしまったのだ。
憧れの美羽に叱責されることは情けないと思う。
けれども、怒られているときは一対一で顔を合わせられるので倒錯的な歓びを感じてしまう。
(山口さん肌白いし……ちっぱいも真っ白なんだろうなぁ……)
悠人は無修正動画配信で見つけた美羽に似た黒髪のストレートでネコ目のAV女優の裸身を思い浮かべた。
ただし動画の中のAV女優の乳房は片手では収まり切らなそうな豊満さだった。
AV男優が揉みしだく指の隙間から柔らかそうな乳肉が、むぎゅっと、はみ出していた。
悠人は毎晩、そのAV女優をオカズに美羽の痴態を夢想しているのだ。
美羽に見とれてしまっているからだ。
タクトを振るっているときに薄い下唇をグッと噛むクセ。
誰かが間違えたときに一瞬しかめる整った美眉。
おだやかな旋律に合わせ、うっとりとしたように閉じる瞳。
そして、曲の盛り上がりの手前で、形の良い小鼻を、ぷくっと膨らませ息を吸うクセ。
なんといっても演奏を終え、手応えを感じた際に浮かべる笑顔。
悠人はまるでストーカーのように、いつでも美羽を見つめてしまう。
そもそも悠人は美羽に近づきたいが一心で吹奏楽部へ入部したのだ。
部活紹介の日に見かけた美羽。
こんなかわいい娘が入部するなら、俺も入ろうと即決した。
同じ部になれば、つながりができるかもしれない、という単純な思いだった。
だが、北豊高校の吹奏楽部は本格的な活動をしており、部員はだれもが中学で吹奏楽の経験があるものばかり。
しかし悠人は子どもの頃から音楽を習ってきたわけではないので、トランペットのような管楽器は持っていないし触れたこともない。
音楽と言えば小学校と中学校の音楽の授業で無理矢理やらされたリコーダーの経験があるだけだ。
そのため、テンポとリズムを覚えればなんとかなるティンパニーの担当にさせられ、今に至るのだ。
今日にいたるまでの高校生活2年と半年間、美羽に良い所を見せることのないまま最後の公演を迎えてしまったのだ。
憧れの美羽に叱責されることは情けないと思う。
けれども、怒られているときは一対一で顔を合わせられるので倒錯的な歓びを感じてしまう。
(山口さん肌白いし……ちっぱいも真っ白なんだろうなぁ……)
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悠人は毎晩、そのAV女優をオカズに美羽の痴態を夢想しているのだ。

