パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第4章 チャプター04

「れ、玲二（れいじ）さん」
　声を震わせながら、麗（うらら）は言った。
「何だ」
「わ、私ーーもう、限界でッ」
　膣壁の、麗の弱いところを舌で刺激され、彼女は顔を下に向けた。涎が麗の口の端から滴り落ちたが、もうそんなことに構っていられる精神的な余裕は、麗には残されていなかった。今、手が自由なら、彼女はきっと、お尻を振りながら、自らの乳首を弄っていたに、違いなかった。
「あ、あのーーお、お願いです。ほ、欲しいんです。玲二さんの、おちんぽを、わたしのいやらしいあ、穴に挿入して、奥まで貫いて欲しいんです」
「そんなに、したいのか」
「はい。したいです」
「じゃあ、智（さとる）君に詫びながら、お願いするんだ」
　玲二が、麗の股間から、顔を引き抜いた。彼女を抱きしめ、キスしてきた。彼女の口の中は唾液でいっぱいになっており、舌を絡みつかせるその側で、ふたりの唇から滴り落ちていった。
「……智さん。ごめんなさい。麗のおまんこはもう、限界なんです。これから、夫婦の寝室で、夫以外のおちんぽをい、挿れてもらいますが、み、淫な麗をどうか、許してください」
　しばらく間、玲二は麗のたわわな胸を揉んでいたが、やがてその感触を堪能すると、ペニスを眼前に突きつけてきた。
「コンドームを口で、嵌めてくれ」
　そう言いながら、玲二は用意していたコンドームを彼自身の亀頭に被せた。麗はちらりと、玲二を見上げると、口を大きく、開いた。亀頭に乗せられたコンドームを、唇で触れると、ペニスごと飲み込むようにして、被せていった。
　ーーああ、こんなこと、AV女優か風俗嬢みたい……。
　そのやり方はかつて、玲二に教えられたやり方ではあるが、自分が酷く貶められたような気分になる。
　竿の根元までコンドームをかぶせると、ペニスはびくん、びくんと上下に揺れた。しかし、これから麗は目の前のペニスを躯（からだ）の奥深いところまで受け入れ、絶頂まで導かれるのだと思うと、妙な感慨が胸に迫ってきた。