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淫縛~寝盗られ妻は逝き色獄に淫涙を流す(旧タイトル:淫妻)
第4章 チャプター04
「もっと、興奮させてやろうか」
 玲二が麗の背中に覆い被さり、後ろから囁くようにして、言った。
「え……?」
 玲二は一度、麗の膣からペニスを抜き去った。途端、麗の膣が先刻までいっぱいに満たしていたものを求めるかのように、陰唇がいやらしく蠢くのを、感じた。が、それも短い間のことだった。再挿入が果たされると、鋭い官能の波が麗の肌を疾り抜けていった。
 が、麗はすぐに、彼女の膣に収まったものの感触がさっきまでと異なっていることに、気づいた。
 ーーこれって、もしかして……。
 麗は後ろを振り返った。すると、寝室の床の上に、使用済みのコンドームが無造作に放り捨てられているのが、目に入った。
「そ……そ、んな。スキンを外す、な、なんて」
「生だと、まったく感じ方が違うだろう」
「やめて……スキンは、きちんとしてーーく、ください」
 絞り出すように言うが、玲二は腰の動きにを止めることはなかった。むしろ逆に、激しい抽送で麗を翻弄してきた。
 ーーあぁ、それにしても……。
 玲二の言う通りだった。コンドームをしているのと、していないのとでは、カリが膣壁を擦り上げてくる感触、またはペニスの先端が子宮口を叩く衝撃は、まったく異なっていた。肉竿は膣にぴったりと密着し、淫汁を潤滑油としながらも、秘奥を押し広げ、また、一方の麗の内部では玲二のおとこの動きに呼吸をあわせ、適度に締めつけていくのがわかった。こんな感触は、コンドーム越しや指、バイブレーターでも得られることは決してないことだった。
「智君とはいつも、中出しセックスをしているのだろう。それに、今日は危険日ではないのだろう」
「そう、言う……こッ、ことでは、なくて」
 幾度か、麗は玲二とコンドームをしないで性交に及んだことはあったが、それはいずれも智と知り合う以前のことであり、ここ数年の間は一度も経験していなかった。その時も、外に出されるのが常であって、中で射精されたことは一度としてないことだった。
「智君との中出しセックスは、気持ちよかったかね」
 玲二が麗の膣の奥を突くようにしながら、そんなことを言ってきた。
「え……は、はい。気持ちよかった、で、です」
 子宮口を何度も何度も叩かれて、麗は官能に頭の中を朦朧とされながら、そう答えた。
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