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淫縛~寝盗られ妻は逝き色獄に淫涙を流す(旧タイトル:淫妻)
第5章 チャプター05
が、麗がこれまでの恋人たちと異なっていたのは、智への態度が変わりない、ということだった。以前なら、智と距離を置いたり、よそよそしく接してきたりしていたのだが、麗はこれまでと変わらず――いや、これまで以上と感じるくらい、夫婦愛を示してきたのだ。
しかし、それはすべて、後ろめたさから、麗がそのような態度をとっているのかもしれない。
それならば、と智から夜の生活を求めると、逆に嬉々として、セックスに応じてくれたりした。
が、麗の喘ぐ声や躰の反応が、以前の彼女と微妙に違っていて、それが智以外の男に抱かれていることを証明する結果となってしまっていた。
その事実は智をひどく、落ち込ませはしたが、同時に智の知らない男のペニスに貫かれ、淫らな表情で歓びの声をあげている麗を想像するだけで、興奮を抑えることはできなかった。
これから先、麗と離婚するか、それとも彼女の不貞を見逃して、これまでの生活を続けるのか。どちらにしても、彼女のことをもっと、知らなければならない。
そんな言い訳をして、智は彼女のお気に入りのハンドバッグに盗聴器をしかけたり、自宅に監視カメラを設置して、会社に出張の申請をしたりした。
すぐに、麗の浮気相手は明らかになった。事務課の彼女の直接の上司で、住野(すみの)玲二だった。
住野玲二のことは、智はよくは知らないが、結婚前から付き合っていたことが噂で耳にしたことがあった。玲二が既婚者で、それが原因でふたりが別れることになった、とも。おそらく、麗が智と付き合いだしたのも、その時期と重なっていたのだろう。
もしかすると――ふたりが別れたのは実は偽装で、表面上は智と結婚していると見せかけておいて、最初から智を裏切るつもりだったのではないか、などと思ったりもしたが、ふたりはかなり長い間、接触がなかったようだった。とすると、麗は最初から智を裏切るつもりはなかった、ということなのだろう。
麗と玲二は初めの頃こそ、外で会っていたようだが、そのうちに彼の自宅をホテルがわりにするようになっていた。智とは、結婚した今でもデートをすることがあるが、ふたりはセックスをすることが目的なのだから、自然と智が不在の時に自宅で抱かれているようだった。
しかし、それはすべて、後ろめたさから、麗がそのような態度をとっているのかもしれない。
それならば、と智から夜の生活を求めると、逆に嬉々として、セックスに応じてくれたりした。
が、麗の喘ぐ声や躰の反応が、以前の彼女と微妙に違っていて、それが智以外の男に抱かれていることを証明する結果となってしまっていた。
その事実は智をひどく、落ち込ませはしたが、同時に智の知らない男のペニスに貫かれ、淫らな表情で歓びの声をあげている麗を想像するだけで、興奮を抑えることはできなかった。
これから先、麗と離婚するか、それとも彼女の不貞を見逃して、これまでの生活を続けるのか。どちらにしても、彼女のことをもっと、知らなければならない。
そんな言い訳をして、智は彼女のお気に入りのハンドバッグに盗聴器をしかけたり、自宅に監視カメラを設置して、会社に出張の申請をしたりした。
すぐに、麗の浮気相手は明らかになった。事務課の彼女の直接の上司で、住野(すみの)玲二だった。
住野玲二のことは、智はよくは知らないが、結婚前から付き合っていたことが噂で耳にしたことがあった。玲二が既婚者で、それが原因でふたりが別れることになった、とも。おそらく、麗が智と付き合いだしたのも、その時期と重なっていたのだろう。
もしかすると――ふたりが別れたのは実は偽装で、表面上は智と結婚していると見せかけておいて、最初から智を裏切るつもりだったのではないか、などと思ったりもしたが、ふたりはかなり長い間、接触がなかったようだった。とすると、麗は最初から智を裏切るつもりはなかった、ということなのだろう。
麗と玲二は初めの頃こそ、外で会っていたようだが、そのうちに彼の自宅をホテルがわりにするようになっていた。智とは、結婚した今でもデートをすることがあるが、ふたりはセックスをすることが目的なのだから、自然と智が不在の時に自宅で抱かれているようだった。