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淫縛~寝盗られ妻は逝き色獄に淫涙を流す(旧タイトル:淫妻)
第5章 チャプター05
浮気の現場を押さえるために、盗聴器や監視カメラを仕掛けたはずだったが、何度も不貞の場面を目にするようになると、智は麗の美しさに見惚れるようになっていった。
カメラに映し出されているように、麗を快楽で狂わせたい――そう思うのだが、第三者の目で見なければ、決して、智以外の男に抱かれ、喘ぎ声をあげている、牝としての彼女の美しさには、気づくことはなかったに違いない。他人棒に貫かれて、悦楽の声を上げている自分の妻を美しいと思うなど、どうかしているのかもしれないが、そう感じてしまうのを今さら、取り消すことなど、智にもできはしなかった。
今日も、智がいない時に、麗は自宅のふたりの寝室で抱かれたようだった。中出しをされるのを目にして、流石に平静ではいられなかったが、麗の子供が得られるのなら、その種が智のものでも、玲二のものでも構わなかった。麗の子供であるのは、間違いないのだから、その子をふたりで育てることができるのなら、これ以上の至福はないであろう。……たとえ、他人には理解できないとしても。それに、自分と直接、血の繋がらない子供を実子として育てている夫婦など、この世の中にはいくらでもいるではないか。
――あぁ、麗。どうして、君はそんなにも、美しいんだ。
自室のパソコンの画面で、今度は背面座位で交じりはじめた麗と玲二を眺めながら、智は溜め息とともに、声に出さずに呟いた。
カメラに映し出されているように、麗を快楽で狂わせたい――そう思うのだが、第三者の目で見なければ、決して、智以外の男に抱かれ、喘ぎ声をあげている、牝としての彼女の美しさには、気づくことはなかったに違いない。他人棒に貫かれて、悦楽の声を上げている自分の妻を美しいと思うなど、どうかしているのかもしれないが、そう感じてしまうのを今さら、取り消すことなど、智にもできはしなかった。
今日も、智がいない時に、麗は自宅のふたりの寝室で抱かれたようだった。中出しをされるのを目にして、流石に平静ではいられなかったが、麗の子供が得られるのなら、その種が智のものでも、玲二のものでも構わなかった。麗の子供であるのは、間違いないのだから、その子をふたりで育てることができるのなら、これ以上の至福はないであろう。……たとえ、他人には理解できないとしても。それに、自分と直接、血の繋がらない子供を実子として育てている夫婦など、この世の中にはいくらでもいるではないか。
――あぁ、麗。どうして、君はそんなにも、美しいんだ。
自室のパソコンの画面で、今度は背面座位で交じりはじめた麗と玲二を眺めながら、智は溜め息とともに、声に出さずに呟いた。