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淫縛~寝盗られ妻は逝き色獄に淫涙を流す(旧タイトル:淫妻)
第7章 チャプター07
「それで、麗君。君は、満足なのか。そんなおとなしいセックスで、満足できるのか」
「それは……」
麗はすぐには二の句が継げず、言い淀んだ。と、その時を待ち兼ねていたかのように、玲二の指が麗の乳首を弄った。が、今度は柔和に、触れるか触れないか、くらいのタッチで、強めの愛撫を期待していた麗は、肩すかしをくらったような気分になった。
麗は軽く、唇を噛んだ。
「簡単に比べることは、できません。智さんとのセックスは何もかも優しく包まれて、この上なく幸福な気分になります。玲二さんとのセックスは……」
「おれとのセックスは?」
「あぁッ、あ、あ、うフン」
両方の乳首を同時に、捻(ひね)るように弄られて、麗は躯を震わせた。さんざん、快美感に慣らされた躯はより深い快感を求め、瞳を潤ませて玲二の顔を見上げた。
「玲二さんとのセックスは、淫らな自分の内面を曝け出してくれます。自分がどれほど性の欲望に忠実であるか、思い知らせてくれます。それは……あぁっ、智さんとのセックスでは、経験することができません」
「なるほど、な。君がそんなことを考えながらセックスをしているとは、意外だな」
言いながら、玲二がどこに隠し持っていたのか、麻縄を取り出した。それを目にした途端、麗の肌の上を、微弱ながらぴりりと電撃のようなものが走るのを感じた。息が苦しくなり、躯が動かなくなってしまった。
玲二はすっかり慣れたもので、縄の両端を掴むと、鮮やかとも言える手際のよさで、麗の両の手首を括ってしまった。跡がついてしまうので、手首のような外から見えやすい場所を縛られるのは好きではなかったのだが、玲二が縄を手にしているのを目にしてしまうと、躯が抵抗できないようになってしまっていた。
それはもちろん、恐怖心からではなかった。その縄で縛られることで、より悦びが深くなることに対しての期待、からだ。
――いや、本当は怖いのかもしれない。
括(くく)られた手首や胸、お腹、股間を跨ぐようにして肌の上に張り巡らされた縄を見下ろしながら、麗は声に出さずに呟いた。
――どこまでも、果てのない快感を与えられることを望んでしまっている、自分の性的な欲望に対して。
胸をやや乱暴に掴まれ、麗は意識を目の前の性行為へと引き戻された。おっぱいを寄せ、胸の谷間を深くすると、そこに玲二はペニスを当ててきた。
「それは……」
麗はすぐには二の句が継げず、言い淀んだ。と、その時を待ち兼ねていたかのように、玲二の指が麗の乳首を弄った。が、今度は柔和に、触れるか触れないか、くらいのタッチで、強めの愛撫を期待していた麗は、肩すかしをくらったような気分になった。
麗は軽く、唇を噛んだ。
「簡単に比べることは、できません。智さんとのセックスは何もかも優しく包まれて、この上なく幸福な気分になります。玲二さんとのセックスは……」
「おれとのセックスは?」
「あぁッ、あ、あ、うフン」
両方の乳首を同時に、捻(ひね)るように弄られて、麗は躯を震わせた。さんざん、快美感に慣らされた躯はより深い快感を求め、瞳を潤ませて玲二の顔を見上げた。
「玲二さんとのセックスは、淫らな自分の内面を曝け出してくれます。自分がどれほど性の欲望に忠実であるか、思い知らせてくれます。それは……あぁっ、智さんとのセックスでは、経験することができません」
「なるほど、な。君がそんなことを考えながらセックスをしているとは、意外だな」
言いながら、玲二がどこに隠し持っていたのか、麻縄を取り出した。それを目にした途端、麗の肌の上を、微弱ながらぴりりと電撃のようなものが走るのを感じた。息が苦しくなり、躯が動かなくなってしまった。
玲二はすっかり慣れたもので、縄の両端を掴むと、鮮やかとも言える手際のよさで、麗の両の手首を括ってしまった。跡がついてしまうので、手首のような外から見えやすい場所を縛られるのは好きではなかったのだが、玲二が縄を手にしているのを目にしてしまうと、躯が抵抗できないようになってしまっていた。
それはもちろん、恐怖心からではなかった。その縄で縛られることで、より悦びが深くなることに対しての期待、からだ。
――いや、本当は怖いのかもしれない。
括(くく)られた手首や胸、お腹、股間を跨ぐようにして肌の上に張り巡らされた縄を見下ろしながら、麗は声に出さずに呟いた。
――どこまでも、果てのない快感を与えられることを望んでしまっている、自分の性的な欲望に対して。
胸をやや乱暴に掴まれ、麗は意識を目の前の性行為へと引き戻された。おっぱいを寄せ、胸の谷間を深くすると、そこに玲二はペニスを当ててきた。