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淫縛~寝盗られ妻は逝き色獄に淫涙を流す(旧タイトル:淫妻)
第10章 チャプター10
ーー僕には、できない。
玲二は今度は乳首に直接、ローターを当ててきた。そうすると、強すぎる刺激に麗は躰を後ろに倒しかけた。が、玲二は麗の腰を掴んで、逃げられないようにした。右の乳房を口に含み、反対側の乳首にローターを押しつけるようにしながら、玲二は愛撫を続けた。
ーー麗に苦しみと悦びを同時に与えながら、さらなる性感を高めようなど、できるはずがない。
「ちょうだい、とは? どこに、何が欲しいんだ」
「おっぱい、ではなく……クリトリスを苛(いじ)めてッ」
「いいのか。クリトリスを責めても。後悔はしないか」
「し、しない。欲しいーー欲しいのぉ。お願い」
「……わかった」
玲二は乳首を口に含み、ローターをクリトリスに当てた。微かに、乳首に当てていた時と音が変わり、麗が躰(からだ)を震わせた。
「あぁッ、あっ、あ、あ、ああ……」
麗は一瞬、腰を浮かせかけたが、唇を噛んで刺激に耐えた。それから、いやいやをするように、首を振った。よだれが一筋、唇から垂れたが、麗自身はそれに気づいていないようだった。潤んだ瞳で、玲二を見下ろした。
「もっと、もっとよ。わ、わたしをどうか……壊してッ!」
ずきんと、智の胸に鋭い痛みが走った。麗が壊して、と言ったその時、麗が自分から離れ、二度と自分の元へ帰ってこないのではないかーーそう思ったからだった。
「どうだ。自分ではない他人の愛撫でオナニーをするのは、どんな気分だ」
麗はさっきので軽く、逝ってしまったのだろうか、妖艶な眼差しで玲二を見て、笑いかけた。
「えぇ、えぇ。とっても、いいッ、いいわ。これ以上はないくらい、こ、興奮しているのぉ」
さらなる愛撫をせがむように腰を振りながら、麗は言った。
その、夫以外の男性に決して見せることのない所作に、智はひどく裏切られた気分になった。これ以上、玲二を受け入れないでもらいたいーーきっぱり、関係を絶って、自分の元へと戻ってきて欲しい、と思いながら、その一方でもっと、彼女が乱れるところが見たい、腹立たしいほどの嫉妬に狂わせて欲しい、そのような相反する感情を抱いた。
「次は、どうしたい」
「お、おまんこ……おまんこを弄(いじ)って。玲二、あぁ、玲二ぃ」
智との夜の生活でも決して口にしない淫語を、麗は喘ぎ声の合間に、大きな声で言った。
玲二は今度は乳首に直接、ローターを当ててきた。そうすると、強すぎる刺激に麗は躰を後ろに倒しかけた。が、玲二は麗の腰を掴んで、逃げられないようにした。右の乳房を口に含み、反対側の乳首にローターを押しつけるようにしながら、玲二は愛撫を続けた。
ーー麗に苦しみと悦びを同時に与えながら、さらなる性感を高めようなど、できるはずがない。
「ちょうだい、とは? どこに、何が欲しいんだ」
「おっぱい、ではなく……クリトリスを苛(いじ)めてッ」
「いいのか。クリトリスを責めても。後悔はしないか」
「し、しない。欲しいーー欲しいのぉ。お願い」
「……わかった」
玲二は乳首を口に含み、ローターをクリトリスに当てた。微かに、乳首に当てていた時と音が変わり、麗が躰(からだ)を震わせた。
「あぁッ、あっ、あ、あ、ああ……」
麗は一瞬、腰を浮かせかけたが、唇を噛んで刺激に耐えた。それから、いやいやをするように、首を振った。よだれが一筋、唇から垂れたが、麗自身はそれに気づいていないようだった。潤んだ瞳で、玲二を見下ろした。
「もっと、もっとよ。わ、わたしをどうか……壊してッ!」
ずきんと、智の胸に鋭い痛みが走った。麗が壊して、と言ったその時、麗が自分から離れ、二度と自分の元へ帰ってこないのではないかーーそう思ったからだった。
「どうだ。自分ではない他人の愛撫でオナニーをするのは、どんな気分だ」
麗はさっきので軽く、逝ってしまったのだろうか、妖艶な眼差しで玲二を見て、笑いかけた。
「えぇ、えぇ。とっても、いいッ、いいわ。これ以上はないくらい、こ、興奮しているのぉ」
さらなる愛撫をせがむように腰を振りながら、麗は言った。
その、夫以外の男性に決して見せることのない所作に、智はひどく裏切られた気分になった。これ以上、玲二を受け入れないでもらいたいーーきっぱり、関係を絶って、自分の元へと戻ってきて欲しい、と思いながら、その一方でもっと、彼女が乱れるところが見たい、腹立たしいほどの嫉妬に狂わせて欲しい、そのような相反する感情を抱いた。
「次は、どうしたい」
「お、おまんこ……おまんこを弄(いじ)って。玲二、あぁ、玲二ぃ」
智との夜の生活でも決して口にしない淫語を、麗は喘ぎ声の合間に、大きな声で言った。