パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第10章 チャプター10

　玲二がバイブを膣の中程まで挿し入れた。途端に、麗の表情が変わった。瞳がとろんとし、口を半開きにした。
「あぁッ、そこ……そこが、感じるのぉ」
　玲二が、バイブを小刻みに動かした。時折、膣襞（ちつひだ）を抉（えぐ）るように角度をつけて抽送（ちゅうそう）させた。
　そうされると、麗は声を出せないくらい、感じてしまうようだ。顔を仰け反らせ、唇を噛みしめた。躯が後ろに傾ぎ、ついには仰向けに倒れてしまった。
　その麗の上に、玲二が覆い被さった。仰向けになっても上向きの形を崩さない美麗なおっぱいに、顔を寄せた。乳首を口に含む。それから、膣口に挿入されたままのバイブを動かした。
「あ……ああン、あッ、あッ、あぁ」
　麗がベッドに脚をつき、腰を浮かせた。瞼をぎゅっと閉ざし、切なげな表情を浮かべている。
　――あぁ、麗。そんなにも玲二とのセックスは気持ちがいいのかい。
　麗が玲二とのセックスで、智との夜の生活でも示したことのない反応をしたりすると、男としての差を見せつけられた気分になる。
「あぁ、い、いい。ごめんなさい、智さん。わ、わたし……また、逝（い）ってしまいます」
　まるで、智の心のつぶやきが聞こえたかのように、モニターのなかの麗はそんなことを言った。
「気持ちいいのか」
　玲二が、囁（ささや）くようにして麗に言った。
「はい。いい……とっても、気持ちいいのぉ」
「もっと、して欲しいのか」
「して……してッ、もっと、ずぼずぼ、して！」