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淫縛~寝盗られ妻は逝き色獄に淫涙を流す(旧タイトル:淫妻)
第11章 チャプター11
「ん……ンふ、ん」
 麗(うらら)の口の中に、やや生暖かい水が注ぎ込まれた。次いで、玲二(れいじ)の舌が麗の口中に残っていた水分を奪い取るかのように、蠢いた。
 口移しで水を飲むと、意識が戻ってきた。周囲の調度品などが視界から浮かび上がり、色づいていった。
 ――え……?
 麗ははじめ、自分が夫婦の寝室にいるものと思っていた。が、背中に当たるフローリングの冷たい感触や天井の照明、脚の先にある大きな扉を見て、ここが玄関であることに気づいた。
 ーーえ、玄関……?
 麗が絶頂に達し、軽く気を失っている間に、玲二がここに運んできたようだった。が、どうしてここに運ばれてきたのか、麗は理解することができなかった。
 ーーまさか、とは思うが、ここでわたしを抱くつもりなのだろうか。
 今日、この家の色々な場所で麗を犯すとは言われたが、玄関でセックスをするとは、想像もしたことがなかった。
 麗と智(さとる)の住んでいる家は、ほぼ一日ごとに更新されるパスコードを入力するか、管理人からの連絡を受けて、通行を許可しない限り、入って来れないセキュリティ万全のマンションだ。防音も完璧で、音などが外に漏れる恐れはまったくない。が、それでも宅配業者が出入りしているし、隣人やマンションでの知り合いなどが訪れないとも限らないのだ。
 いやーーそもそも、玄関に二人が全裸でいるという状況が異常で、そのことを意識しだすと、麗は恥ずかしさでいっぱいになった。これでは、しばらくの間、玄関に入る度にここでの行為を思い出してしまいそうだった。
「どうして――ここに」
 麗は、身を起こした。手首は括(くく)られておらず、縄の跡が残されているだけだった。
「どうして? そんなこと、横になれるスペースがあって、裸の男女がふたりいたら、やることは決まっているだろう」
 玲二はまだ、勃起したままのペニスを握らせた。麗は数回、絶頂に達していたが、玲二は一回しか精液を放出していなかった。麗がまだ、荒い息をしているのに対し、玲二は汗ひとつ、かいていない。
 麗は膝でフローリングの上に立つと、ペニスを手に取った。軽く握ると、ぴくんぴくんと、反応を示した。
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