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淫縛~寝盗られ妻は逝き色獄に淫涙を流す(旧タイトル:淫妻)
第11章 チャプター11
「あ、ああ、あッ、あッ」
 玲二が腕を伸ばし、乳首を弄(いじ)ってきた。すでに気を失うほど激しく逝(い)ってしまっているので、肌が敏感になっており、軽く触られただけでも感じすぎてしまうのが、わかった。肌の上をぴりぴりと、電気が走り抜けていった。
 が、麗はやめて、とは言わなかった。悦楽の波に耐えながら、玲二を歓ばせようと、ペニスを舌で愛撫した。玉袋を揉み、幹に沿って舌をなぞらせた。
「あぁン、素敵ぃ。また、この硬くて長いちんぽでわたしを悦ばせてくれるんでしょう」
「お望みとあれば、な」
 麗は玲二のペニスを頭から吞み込もうとしたが、肩をつかまれた。キスをされる。
 それから、麗はフローリングに横たわった玲二の躯(からだ)の上に、頭の向きを逆にして、重なった。いわゆるシックスナインの体位だ。
 麗がペニスを愛撫するのと同時に、玲二が膣口を指で広げられた。それだけで、すぐには弄ってきたりしなかった。
 ――あぁ、見られている。夫以外に決して見られてはいけない場所を。
 麗は玲二のペニスを先から吞み込んでいった。舌をからませ、上下に動かした。
「そうそう、言うのを忘れていたが、客が訪れたら、麗。君の躯でもてなすんだぞ」
「え……客って、どういうことですか」
「玄関だが、鍵がかかっていないからな」
「噓……噓ですよね」
 麗は後ろを振り向いて、玄関に鍵がかけられているのかどうか、確認しようとしたが、見ることはできなかった。
「噓かどうかは、扉が開いた時にわかるだろう」
「そんな――こんなことをしているのを見られたら、どういうことになるか、わかるでしょう」
「その時は麗。君の躯で口封じをするんだな」
 その言葉が本気なのか、そうではないのか、麗には判断がつかなかった。性的興奮のために、自ら破滅へ導くようなことを本当に、玲二がするのか。そこまでのことを果たしてやってのけるのか――絶対にしないとは、長いつきあいの麗にも言い切ることはできなかった。
 それに――今、躯に火がついてしまっている状態で、セックスを中断させることは麗にはできなかった。たとえ、鍵が開いているとしても、そうそう訪れる者がいるとも思えなかった。
 玲二が膣に指を差し入れてきた。クリトリスを刺激しながら、ゆっくりと抽送(ちゅうそう)してきた。
「あはぁ、いッ、いい、そこを……もっと」
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