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淫縛~寝盗られ妻は逝き色獄に淫涙を流す(旧タイトル:淫妻)
第1章 チャプター01
「どんなことを想像して、オナニーをしたんだ」
「そんなこと……い、言えません」
 玲二がクリトリスを丁寧に舐め上げながら、麗の両の乳房に触れてきた。乳首を弄られた。
「言えないような内容だったのか」
 既に、麗の性的嗜好は玲二に告白されてしまっている。どんなオナニーの内容を好むのかについても。それを知っていながら、玲二は質問してきた。
 鋭い――快美感というよりも、痛みに近い刺激が、麗の身体を走り抜けていった。玲二が、肉の芽に歯を立ててきたのだ。
「オナニーの相手は? 智くんか。それとも……私かな」
 麗は首を横に振った。
「だ、誰でも、ありません。周りで男の人がオナニーをしているのを、じっと眺めて、お、おりました」
「それから?」
 玲二が、先を促した。
「はい。私も、男の人たちのペニスを――」
「そうじゃないだろう」
「え?」
「教えただろう。ペニス、ではなくて」
「……はい。お、おちんぽを、撫でさすりました」
 玲二はクリトリスに歯を立てるのをやめ、舌先を膣口へと伸ばしてきた。陰唇を唇で挟んだり、長い舌を膣に差し入れて来たりした。麗と智の寝室に、卑猥な水音が響き渡った。
「それから、どんな風に犯されたんだ」
 犯された、などと言うと、まるで玲二に誰かとセックスをした時のことを報告しているみたいだったが、そのことがさらなる興奮をもたらしていた。
「おちんぽを、撫でさすっても、男の人たちは許してくれなくて……」
 玲二は時折、舌を休めながら、聞いてきた。しかし、その間も指先は麗の乳首を摘んだり、弾いたりしていた。
「まぁ、それはそうだろうな」
「机に手をついて、お尻を突き出して、お、男の人たちに順番に、膣をな、舐められました」
「膣、ではなくて」
「……はい。おまんこ、です」
 オナニーの内容を告白しながら、玲二に愛撫されるのは、かなり興奮することだった。後ろが壁で、もたれるものがなかったら、その場に崩れ落ちていたのかもしれなかった。快感で、肢ががくがくと、震えた。
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