この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛することで私たちは罪を犯す
第2章 2. 偽りの世界


会社から出て、駅に向かおうとしたとき。

「佐伯 琉泉さん、ですね?」

「え?」

右側から声をかけられ、振り向くとそこには黒いスーツをかっちりと着た眼鏡の男がいた。

「あの…?」

「失礼。私、皇グループの会長である皇 鶫(すめらぎ つぐみ)の秘書を務めております、相模と申します」

皇グループ。

国内の中でも、八神と並ぶ規模の大企業だ。

なかでも会長の皇 鶫は経営について全く知らない琉泉でさえ、その名は聞いたことのあるほど有名な人物。

そんな人の秘書が何故自分に話しかけたのか、わからなかった。

「私に何か?」

「会長から貴女へ伝えたいことがあるそうです。時間が許すのならば、皇邸へ来ていただけますか」

「会長が?私に、ですか?」

心当たりがまったくない。

そもそも、皇グループは八神を敵視しており、特にここ数年は酷くなったと響がぼやいていたほど、仲が良くない。

ただ単にライバルというには、あまりにも酷な嫌がらせを陰でするほどだ。

/52ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ