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熱血!風俗嬢
第6章 熱血の6、本番発覚…?お店が無くなっちゃうっ!?
「じ、実は俺…歌手志望で…色んなオーディション片っ端から受けまくってたらアンディさんに声かけられて…この店潰すの成功させたら音楽事務所とかレコード会社にねじ込んでやるって言われて…」

するとエマが一同の背後から顔を出した。

「レオ君…アンタも…アンディに夢をエサに釣られてたんだね…」
「あぁ、そうだよ…俺も、お前の事なんかどうこう言えないクズ野郎だよ…友達をカネで雇って本番の噂流させたり…ここのキャストに片っ端から芸能人に合わすってウソ言わせたりしてスパイになりそうなキャストをあぶり出させたのも…全部俺がした事だ…」

エマは唇をプルプル…と震わせながら、レオに恐々訊ねた。

「そ、そうやって…あたしを釣ったんだね…」
「あぁ、そうだ…最初っからハメるつもりでな…」
「じゃあ、もしかして…“IZANAGI”に会えるってのも…全部…」
「あぁ、何もかもウソだ…!アンディさんは“IZANAGI”なんて聞いた事も会った事も無いってさ…」
「うっ………」

エマは思わず顔を覆った…。

「エマちゃん…」

アキナはエマに、まるで娘を見るかのような視線を向けた。
その時…

「たっ…大変だ大変だ大変だ………大変だぁぁっ…!」

山ちゃんが悲痛に歪めた顔に汗を滲ませながら、エマの個室の前まで全速力で駆けてきた…。

「何っ…?山ちゃん…どうしたのっ…?」
「ネ…ネットニュースにっ…ウチらしき店の記事が出てんスよっ…!」
「ネットニュースって…いつっ?」
「ついさっきっ…ほんの10分前っス…!な、なのにっ…」
「なのに…?」
「批判コメントが…すでに5000件超えしててっ…え、炎上してるんスっ…!」
「ええぇ~っ…?!」

キャスト一同は我先にと、レジカウンターのパソコンの前へ急いだ…。

---

旅人は森に火を放ち、残る六人の女神を殺してしまいました………。


『熱血の7、キスだけでイカせちゃうもんっ!?』につづく。
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