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熱血!風俗嬢
第7章 熱血の7、キスだけでイカせちゃうもんっ!?
「あの件は未遂なんだから気にすんなって…それに名前出たってせいぜい“A嬢”止まりだよ…私なんか思いっ切り前職書かれてるし…このままじゃ関係者にも迷惑かかっちゃう…」
「はぁ…私もすでにJ嬢扱いだもんなぁ…」
「常連さんは分かるよね」
「ほぼ全員本番してる事になってるしなぁ…もう…」

パソコンの画面を睨みながら考え込んでいたらいむは、

「でも、(業界関係者)とか(業界通)って誰なんだろう…?あまりにも詳しすぎるもん…」
「レオが探りまわってアンディに喋ったんだよっ…!」
「だよね」
「レオっ!シメて吐かせてやるぅっ…!」

そう息巻いたひなたが通路にしゃがみ込んでいたレオに迫ると、エマが床の上倒れ込むように土下座し…

「ゴメンなさいっ…!あたしが…全部…洗いざらいアンディに喋ったのっ…!ゴメンなさい…本当に取り返しの付かない事をしちゃって…」

そう絞り出した。

「ぎょ、(業界通)とかって…全部エマちゃんだったのっ…?」

悲痛に歪んだ顔を上げたエマは目に涙を浮かべ、乱れた緑色の髪は顔や額のいたる所に貼り付いていた。

「…あたし“IZANAGI”に会わせて貰えるって下心から…レオ君に呼ばれてアンディと一度だけエッチしちゃったんだ…その時、知ってる事洗いざらい喋らされて…もう死にたい…本当にゴメンなさいっ…!」
「なっ…!」

マキは一瞬苛立ったが、ふと気を取り直すと、

「ま…エマちゃんは夢をカタに取られて騙されてた訳だし…一番悪いのはアンディとレオだもんね…」

レオを刺すように一瞥した。レオはビクっ…!と身を震わせた。

「アンディに喋った事がまさか…こんなネットニュースになるなんて思わなくて…もう…こ、殺してよぉっ…!」

床に頭を擦り付けるエマを、ひときわ厳しい目で見下ろしていた美春が口を開いた。

「エマちゃん、そのバンドのスタッフしたいんだったら何で正攻法で『スタッフ募集』とかに応募しなかったの?」
「あ、あたしが…甘かったんだ…どこかで楽しようって思ってたんだ…」

マキはエマの傍らに座り込むと、エマの乱れた髪をそっと指で直した。

「美春ちゃん、エンタメの世界って入り口がけっこう不明瞭なんだ…正式に募集してない事もザラだし、募集してても倍率が1000倍近かったり…エマちゃんの行動はある程度は仕方ないんだ…」
「そ、そうなんだ…」
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