この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
熱血!風俗嬢
第7章 熱血の7、キスだけでイカせちゃうもんっ!?
「店長っ…!あたしが悪いんです…あたしが勝手にレオ君に惚れて…アンディの言うまま色々余計な事しちゃったから…!」
「エマ…」

だが「元」店長はゆっくりと太い腕を振り上げると、
バンっ…!

「ひぃぃぃっ…!!!」

とグローブのような巨大な手でレオの肩を叩いた。

「若者、恥ずかしくない生き方しろよ!」
「はっ…はいぃっ…!」

レオはすっかり萎縮し、エマはまるで自分が言われたかのようにギクリ…と背筋を凍らせた。

「じゃ、罰を受けに行ってくるか」

「元」店長がリビングを出ると、ひなたを先頭にキャストたちが背後へ集まった。

「店長っ…罰って…ど、どこ行くのっ…?」
「ん?警察」
「ええっ…?!」
「どうにも加減が分かんなくってなぁ。また、やり過ぎちまったみたいだし…」
「店長っ…!」
「ひなたっ!後、頼んだぞ!」
「えぇ~っ…またぁ?」
「は、はいっ…分かりましたぁっ!」
「あと、らいむ」
「はっ、はい…」
「そのカッコ、似合ってるな」
「ありがとうございます…」

ひなたは直立不動に立って涙と鼻水を垂らしながら、アンディのマンションを後にする「元」店長にサっ…!と敬礼した。
その時ひなたの頭の中には、幼い頃に“お姉ちゃん”に聞かせて貰った昔話の一節がリフレインしていた。

---

…泣いて森に帰りたがる女神に腹を立てた旅人は森に火を放ち、残る六人の女神を殺してしまいました。
しかし、女神はそれを苦にして…燃えさかる炎の中に飛び込んだのですが、不思議な事に炎はどんどんと森から旅人へと燃え移り、旅人を焼き尽くすと、六人の女神は息を吹き返したのです。

---

そしてマキはエマのスマホを握り締めながら、

(結局、コレ…使うまでもなかったか…)

そう密かに思い、禍々しい緊張感から解き放たれた。


それから3日後。

「いらっしゃいませ!ご来店ありがとうございまス~っ!いらっしゃいませっ!」

開店時間の正午12時前になると、『七人の女神たち』にはゾロゾロと常連客たちが詰めかけた。

「わぁっ…!大吉っちゃん!あんな事があったばっかなのに…来てくれてありがとうっ!」
「良かった…一時はどうなっちゃうかと思ったけど…無事にこうやってひなちゃんに会えて良かったよ…!」

ひなたは大吉の顔を見るなり、その長身の胸の中に勢い良く飛び込んだ。
/165ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ