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熱血!風俗嬢
第7章 熱血の7、キスだけでイカせちゃうもんっ!?

「店長っ…!あたしが悪いんです…あたしが勝手にレオ君に惚れて…アンディの言うまま色々余計な事しちゃったから…!」
「エマ…」
だが「元」店長はゆっくりと太い腕を振り上げると、
バンっ…!
「ひぃぃぃっ…!!!」
とグローブのような巨大な手でレオの肩を叩いた。
「若者、恥ずかしくない生き方しろよ!」
「はっ…はいぃっ…!」
レオはすっかり萎縮し、エマはまるで自分が言われたかのようにギクリ…と背筋を凍らせた。
「じゃ、罰を受けに行ってくるか」
「元」店長がリビングを出ると、ひなたを先頭にキャストたちが背後へ集まった。
「店長っ…罰って…ど、どこ行くのっ…?」
「ん?警察」
「ええっ…?!」
「どうにも加減が分かんなくってなぁ。また、やり過ぎちまったみたいだし…」
「店長っ…!」
「ひなたっ!後、頼んだぞ!」
「えぇ~っ…またぁ?」
「は、はいっ…分かりましたぁっ!」
「あと、らいむ」
「はっ、はい…」
「そのカッコ、似合ってるな」
「ありがとうございます…」
ひなたは直立不動に立って涙と鼻水を垂らしながら、アンディのマンションを後にする「元」店長にサっ…!と敬礼した。
その時ひなたの頭の中には、幼い頃に“お姉ちゃん”に聞かせて貰った昔話の一節がリフレインしていた。
---
…泣いて森に帰りたがる女神に腹を立てた旅人は森に火を放ち、残る六人の女神を殺してしまいました。
しかし、女神はそれを苦にして…燃えさかる炎の中に飛び込んだのですが、不思議な事に炎はどんどんと森から旅人へと燃え移り、旅人を焼き尽くすと、六人の女神は息を吹き返したのです。
---
そしてマキはエマのスマホを握り締めながら、
(結局、コレ…使うまでもなかったか…)
そう密かに思い、禍々しい緊張感から解き放たれた。
それから3日後。
「いらっしゃいませ!ご来店ありがとうございまス~っ!いらっしゃいませっ!」
開店時間の正午12時前になると、『七人の女神たち』にはゾロゾロと常連客たちが詰めかけた。
「わぁっ…!大吉っちゃん!あんな事があったばっかなのに…来てくれてありがとうっ!」
「良かった…一時はどうなっちゃうかと思ったけど…無事にこうやってひなちゃんに会えて良かったよ…!」
ひなたは大吉の顔を見るなり、その長身の胸の中に勢い良く飛び込んだ。
「エマ…」
だが「元」店長はゆっくりと太い腕を振り上げると、
バンっ…!
「ひぃぃぃっ…!!!」
とグローブのような巨大な手でレオの肩を叩いた。
「若者、恥ずかしくない生き方しろよ!」
「はっ…はいぃっ…!」
レオはすっかり萎縮し、エマはまるで自分が言われたかのようにギクリ…と背筋を凍らせた。
「じゃ、罰を受けに行ってくるか」
「元」店長がリビングを出ると、ひなたを先頭にキャストたちが背後へ集まった。
「店長っ…罰って…ど、どこ行くのっ…?」
「ん?警察」
「ええっ…?!」
「どうにも加減が分かんなくってなぁ。また、やり過ぎちまったみたいだし…」
「店長っ…!」
「ひなたっ!後、頼んだぞ!」
「えぇ~っ…またぁ?」
「は、はいっ…分かりましたぁっ!」
「あと、らいむ」
「はっ、はい…」
「そのカッコ、似合ってるな」
「ありがとうございます…」
ひなたは直立不動に立って涙と鼻水を垂らしながら、アンディのマンションを後にする「元」店長にサっ…!と敬礼した。
その時ひなたの頭の中には、幼い頃に“お姉ちゃん”に聞かせて貰った昔話の一節がリフレインしていた。
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…泣いて森に帰りたがる女神に腹を立てた旅人は森に火を放ち、残る六人の女神を殺してしまいました。
しかし、女神はそれを苦にして…燃えさかる炎の中に飛び込んだのですが、不思議な事に炎はどんどんと森から旅人へと燃え移り、旅人を焼き尽くすと、六人の女神は息を吹き返したのです。
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そしてマキはエマのスマホを握り締めながら、
(結局、コレ…使うまでもなかったか…)
そう密かに思い、禍々しい緊張感から解き放たれた。
それから3日後。
「いらっしゃいませ!ご来店ありがとうございまス~っ!いらっしゃいませっ!」
開店時間の正午12時前になると、『七人の女神たち』にはゾロゾロと常連客たちが詰めかけた。
「わぁっ…!大吉っちゃん!あんな事があったばっかなのに…来てくれてありがとうっ!」
「良かった…一時はどうなっちゃうかと思ったけど…無事にこうやってひなちゃんに会えて良かったよ…!」
ひなたは大吉の顔を見るなり、その長身の胸の中に勢い良く飛び込んだ。

