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熱血!風俗嬢
第7章 熱血の7、キスだけでイカせちゃうもんっ!?
「えっとぉっ…!ひゃ、112番の番号札をお持ちのお客様…レジの前までどうぞっ…!」

その後も客足は止まる事なく待合室は常に満員状態であり、山ちゃんはあくせくと客たちを捌き続けていた。

「あ~っ!竹ちゃんっ!お待たせっ!」
「もう~っ!ひな坊、待ったよぉ…!」

常連客の竹ちゃんもようやくひなたの接客を受ける事が出来、この日出勤していたキャストはほぼフル稼働で接客をし続けた。
だが…そんな閉店時間に差し掛かった午後11時過ぎの事………。
カランカラン…

「いらっしゃいませ~っ!ご来店あり………がとう………ござい……ま…っス…」

店の出入り口から、スーツ姿の初老の男と青いジャンパーを来たラガーマンのような筋肉質の若い男が2人揃って来店した。
だが山ちゃんは、その2人の男には見覚えがあり過ぎるほどに見覚えがあり…

「あ、あのっ…ど、どんなご用件でしょう…か…?」

弱々しくそう訊ねた。
すると、初老の男がスーツの内ポケットから折りたたまれた紙を取り出し、山ちゃんの前で広げはじめた…。

「け………」

山ちゃんの顔からはブワっ…と脂汗が噴き出し、

「けっ………」

血色はみるみる失われ、

「けっっ………」

思わずレジカウンターから上半身を乗り出すと、

「警察だぁぁぁぁぁぁぁぁっ………!!!」

そう、裏返った大声で叫んだ!

「ウソぉっ…!ガサ入れっっっ…!?」
「なっ、何でぇっ…?訂正記事出たばっかじゃんっ!」
「とにかく早く着替えてっ!」
「お、お客さま、逃がさなくっちゃ!」
「とにかく落ち着いてっ…!何も悪い事してる訳じゃないし…!」
「嫌ぁっ…嫌っ…嫌っ…!」


『熱血の8(最終回)、熱血に再点火っ!風俗嬢エリート化計画!?』につづく。
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