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熱血!風俗嬢
第8章 熱血の8(最終回)、熱血に再点火っ!風俗嬢エリート化計画!?
【『七人の女神たち』キャストのみなさまへ 町山刑事と今村刑事の指示通りに店を閉じてください。以上、よろしく。「元」店長 沢正則】

手紙にはそれだけ書かれていた。
キャスト一同は、「元」店長の手紙の前にゾロゾロと群がった。

「店を…閉じろって…」
「お店、無くなっちゃう訳…?」
「刑事さんたちの指示通りにって…何で…?」
「い、意味分かんない…」
「どうしてっ…?なんでお店閉じなきゃなんないのっ…!?ヤダよぉぉっ…!」

ひなたが皆に聞かせた事がない程の悲痛な金切り声をあげたその時、

「あぁっ!えっ?な、何でっ…?」

出入り口のドアから、エマが息を切らせながら飛び込んできた…。
エマは2人の刑事を目にするなりフラフラ…と壁にもたれかかった。

「エマちゃんっ…!」
「エマっ…」

キャスト達が不可思議そうな目線をエマに向ける中、アキナは少しホッとした表情を見せた。
エマは、目を白黒させながら皆に尋ねた。

「あの、コレって…」
「「元」店長からの指示で…店閉めろってさ…」
「ガサじゃないらしいんけど」
「まだちょっと…意味が分かんなくて…」
「ウソ…行き違い…?ま、間に合わなかった…」

すると、エマはズルズルと壁伝いに床にへたり込んだ。
初老の刑事町山は「元」店長からの手紙をひなたに渡すと、低く厳しい口調でゆっくりと話しはじめた。

「店を閉じるように私が沢を…君たちの「元」店長を説得したんだ…これは閉店勧告だ」

場がシーン…と静まり返る中、マキが口を開いた。

「刑事さん、ガサ入れじゃないって事は逮捕状も無ければ営業許可の取り消しでもないんですよね…?なのに、閉店勧告っていったい…」
「これは警察組織とは関係なく、私個人からの閉店勧告だ…私と沢の関係性によるものだ…」
「って事は、警察内部ではウチの店への内偵捜査が始まってるから、閉店してそれをかわせ…っていう刑事さん個人の“温情”って事ですか…?」

町山は困った表情でしばし沈黙したが、こう続けた。

「これ以上は公務員法違反になるからお察し願いたいが…私はね、この店を潰したくないんだよ…」
「えっ…?」
「どうして…」
「何で…警察の人がそんな事を…」

するとひなたが、鼻水をすすり上げながら弱々しく口を開いた。
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