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熱血!風俗嬢
第8章 熱血の8(最終回)、熱血に再点火っ!風俗嬢エリート化計画!?
町山はひなたの肩にポン…と手を置いた。

「ま、閉店勧告と言っても…無期限休業と受け取って貰っていい…また、いつか…店を再開すればイイじゃないか…なぁ?」

そして、それだけ言うと今村刑事と一緒に店を出ていった。
ひなたはそのまま床にうずくまり、しばらくわんわんと泣き腫らした。


「はぁっ…これから…他の店探さなくっちゃだね…」
「そうだね…」

キャスト一同は店内に残っていた客を全員帰すと、漠然とレジカウンターの前に集まっていた。
アキナはエマに小走りで駆け寄ると、こっそり声をかけた。

「エマちゃんっ…良かった…生きててくれて…」
「大袈裟だよ、オバサン…でも、間に合わなかったみたい…」

エマは自身を諌めるようにそう言った。すると、

「キャッ…!」

純はエマに詰め寄るなり、ドンっ…!と胸元を突いた。

「アンタが余計な事しなきゃこんな事にならなかったんだよ…!」
「ゴ、ゴメンなさい…」

それでも気の収まらない純は、うずくまって泣き続けているひなたの顔を強引に起こし、

「アンタがコイツに要らない温情与えたからっ!店長の…沢店長の作り上げた店を潰したんだっ!」

そう喚くと、自らの両の目からもボロボロ…と涙を吹き出させた。

「純さん…!」
「純さん、おさえてっ」

らいむは純とひなたの間に割って入り、美春は純をなだめるように背後からキツく抱きしめた。
純は美春を抱きしめ返すと、絞り出すように言った。

「ゴメン…ひなたっ…うっ…私…結構この店気に入ってたからさぁ…?他の店で働くって思ったら…つい不安になっちゃって…ふぅっ…」
「ああぁ~っ…!純さんっ…私こそゴメンねっ…!私が店長になったばっかりにっ…」

ひなたは純に抱き付くと、純もひなたを強く抱き返した。

「ううん、アンタが店長になってくれて良かったよ…私、かなりのマニュアル人間だったでしょ…?でも、アンタに引っ掻き回されたおかげで…少しは大らかな人間になれた気がするんだ…」
「グスッ…純さんは大らかってよりも大雑把になった気がするけど?私も、ひなた店長のおかげでちょっとは感情が出せるようになった気がする…ありがとう…」

美春がそう吐露すると、

「何よぉ…!アンタは感情が出せるってよりも単に口が悪くなっただけじゃないの?もうっ…」

純は美春の顔に愛おしげに額を押し付けた。
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