この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
熱血!風俗嬢
第8章 熱血の8(最終回)、熱血に再点火っ!風俗嬢エリート化計画!?
「ひなた…ラムネ飲もっ…」
「う…うんっ…グスッ…」

らいむはコンビニの袋から缶ビールとラムネの瓶を出した。

「じゃ…あんまり楽しい気分にはなれないけど…乾杯しよっか…」
「うん…ちょっとした打ち上げだね…」
「ううっ…乾杯っ…」

乾杯してビールを一口飲むと、マキはひなたにこう切り出した。

「前から気になってたんだけど…どうしてひなたは風俗嬢になったの…?」

ひなたは少しだけ間を置いた。

「…私ね、小っちゃい頃から風俗嬢してた“お姉ちゃん”に助けられて生きてきたの…だから、18歳になったらお姉ちゃんと同じ風俗嬢になるのが小っちゃい頃からの夢だったの…」

マキは物憂げにひなたの肩を抱き、らいむはひなたの頭をそっと撫でた。
ひなたは2人に寄り添われながら、穏やかな顔でゆっくり語り始めた。

「私…お姉ちゃんがいなかったら…ちゃんと生きれたか分からなかったんだ………」

…ある地方都市の極貧家庭に生まれたひなたは、生まれつき底抜けに明るく屈託のない女の子だった。

「ねーねー!どうして途中でやめちゃうのぉ?もっと頑張って続けようよぉ!」

活発で口が達者で人懐っこく誰とでもすぐに仲良くなるひなたは、物心が付く頃には近所の子供たちの中でリーダーシップを取りはじめ、町内会の催しやお祭りやなどに積極的に顔を出すようになった。
だが…卑屈で人嫌いな両親と兄はそんなひなたの性格を忌み嫌い、

「いっつもヘラヘラ笑って媚び売りやがってっ!人の気も知らないで…俺らをバカにしてんのかお前はっ?」
「ぎゃあっ!い、嫌ぁっ…!許してっ…あうっ!ゴっ…ゴメンなさいぃっ…!わあぁぁぁ~んっ!」

家族総掛かりでの暴力や暴言と…さらに食事や風呂をロクに与えないなどの虐待を日々加え続けた。
虐待に怯えたひなたは持ち前の前向きさを失い、すっかり陰鬱とし、他人の顔色を伺ってビクビク怯える無口な子供へと変わり果てた。
だが、そんなひなたが小学校高学年の頃の事。居心地の悪すぎる家から逃げるかのように何の気なしに隣町まで足を伸ばすと、ボロボロの木造の平屋建てが連なる集合住宅へ迷い込んだ。
そこで後に“お姉ちゃん”と慕う事となる、真っ白なワンピースの似合う髪の短い若い女性に声をかけられた。

「ねぇ…アンタどこの子なのっ…?身体ガリガリだし…傷だらけじゃないっ!ちょっとコッチ来なさいよ…!」
/165ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ