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熱血!風俗嬢
第8章 熱血の8(最終回)、熱血に再点火っ!風俗嬢エリート化計画!?
お姉ちゃんはあまりに栄養状態も衛生状態も酷いひなたを家に招いて風呂に入れ、腹がいっぱいになるまで食事を与えた。
それまでの緊張続きの日々から開放されたひなたは、お姉ちゃんの家で丸3日ほど眠り続けた…。
それ以降ひなたはお姉ちゃんにすっかり懐き、ほとんど家に帰らずにお姉ちゃんの家で過ごすようになった。ノラ猫を構うかのようであったが、お姉ちゃんもひなたを本当の妹のように可愛がった。

「ねーねー、お姉ちゃんは何してる人なのぉ…?」
「んとねぇ…?男の人をいっぱいいっぱい幸せにしてあげるお仕事だよっ!」

お姉ちゃんは風俗嬢だった。
晴れた日には木造平屋建ての縁側で一緒にラムネを飲みながら、風俗店での珍騒動や変わったお客の話を面白おかしく聞かせてくれた。
お姉ちゃんがお店でNo.1の人気を誇っている事。
キャスト達とはとても仲良しで、いつも変わった企画やキャンペーンを考えている事。
仲が悪かったキャストと大喧嘩をして、その後とても仲良くなった事。
性格のネジ曲がった客に嫌がらせを受けていたが、お姉ちゃんに恋心を抱いている客に助けられた事。
その客が、店に来るたびにお姉ちゃんにラブレターやプレゼントを渡すようになった事。
しかし、訳あってその店を離れなければならなくなった事…などを。

「カッコイイっ…!私、18歳になったらお姉ちゃんみたく風俗で働きたいっ!」
「ダメよぉ…!アンタはちゃんとしたお仕事に就かなきゃ…」
「風俗はちゃんとしたお仕事だもんっ!だって、優しくて可愛いお姉ちゃんがしてる立派なお仕事だもんっ!」
「ふふっ、ありがとう…」

ひなたはお姉ちゃんと接する事でどんどんと生来の明るさを取り戻し、再び学校や近所でリーダーシップを取るようになっていった。
そんなひなたが17歳の頃、

「私、結婚するの…だから、風俗辞めなきゃいけないの…」
「結婚っ?うわぁっ、お姉ちゃん…おめでとうっ!」

お姉ちゃんは結婚するために風俗を辞めるという。
相手は新しい店の常連客で、お姉ちゃんのお腹には相手の子供がいるという。
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