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熱血!風俗嬢
第1章 熱血の1、業界初、風俗嬢兼店長誕生!?
「ま、ま、純さん…抑えてくださいよぉ…ひなたさ…いや、ひなた店長だって今日が店長初日なんスから…」
「何なの…?山ちゃんまでこのクソガキを店長って認める訳…?見損なったわっ!」
「そんなぁ…」
「とにかく、今は私が店長なのっ!山ちゃん、明日の打ち合わせやるよっ!」
「あ、そうそう…明日のマキさんとらいむさんの“1本目”の件っスよね…」

山ちゃんのその発言に、純は一瞬にして表情を凍らせた。

「い…“1本目”って何…?この2人、まだマトモに研修受けて無いじゃないっ…!」
「研修したもんっ!2人ともさっき私のプレイちゃんと見てたもん!」
「あんなの研修になるかっての…また事故起こすわっ!」
「もし事故起こしたとしても…必死で謝るもんっ!どうにかするもん!」

すると純は左手で右手を握り締め、般若のような表情を浮かべてブルッ…と身震いした。

「…アンタが店長だなんて、私…絶対に認めない!アンタみたいに人の迷惑も考えずに好き勝手に行動して引っ掻き回す女…見てるだけで虫酸が走るのよっ!失敗させてその2人が辞めたらアンタの責任よ…!」
「辞めるようになんかさせないもん!「元」店長の名にかけて…この2人は立派に一人前の風俗嬢にさせてみせるっ!」
(い、一人前って…私…別にそんな…)

心中マキはそう思いながらも場の空気的に口には出せなかった。

「じゃあ純さん、勝負しよっ!」

ひなたは、人差し指で純を指した。

「はぁ?何よ、勝負って…」
「私が負けたら…純さんが店長していいからっ!」

そんな様子を淡々と眺めていたらいむとは裏腹に、マキは面接からゴタゴタ続きなままなし崩し的に明日には接客をする事になり…
内蔵を全て吐き出してしまいそうな不安に襲われていた…。


その頃「元」店長は、警察の取調室の中で前に大きく傾いたパイプ椅子に座って思わずニヤニヤ…と微笑むと、

「おいっ!テメェ立場分かってんのか!ニヤニヤしてんじゃねぇぞ!この野郎っ…」

若い刑事が見守る中、初老の刑事に激しく怒鳴りつけられていた。


『熱血の2、技巧VS熱血、官能バトル!?』につづく。
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