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熱血!風俗嬢
第2章 熱血の2、技巧VS熱血、官能バトル!?
「な…なんだい…そんな声出しちゃって…どうしたってんだよ…」
「んんっ…べ、別にっ…な…あぁんっ…でも…ないです…」

しかしマキは「ハァ…ハァ…」と荒く息を吐き出しながらヒザをガクガク…と震わせ、下唇を噛み締めて追い込まれた表情を見せていた。
玉さんは目を大きく見開き、興奮のあまり「ゼーゼー」と肩で息をしながらマキの乳首をワンピースの上から一心不乱に連射し続けた。
乳首を責められるたびにビクン…!ビクン…!と身を捩らせていたマキの脳内にも、昨日ひなたに耳打ちされた言葉の続きが高速で巡り続けていた。

『ムカついたら思いっ切りブっ叩いちゃいなよっ!そしたら玉さん多分、ヒィヒィ言って悦んじゃうハズだから…!』

しかし、マキはなかなか動く事が出来なかった。
何故なら、ひなたが玉さんに耳打ちした予想通りにマキは左の胸を弄られて本気で感じてしまっていたからだった…。

(な、何なのコレっ…ヤバい…き、気持ち良すぎる…声がっ…でも、こんな事って…おかしい…絶対におかしいっ!)

繰り返すが…これまでマキは心から愛した男としか触れ合った事が無かった。
しかしどういう訳か、何の情も持たない中年客の愛撫が、これまでマキが感じた事のない程の強い性的快感を与えていた…。
背徳感…?切迫感…?喪失感…?屈辱感…?失望感…?
納得のいかないマキは自問自答を繰り返すものの、それらしい答えをひねり出す余裕も無かったのだが…
とある強烈な感情が徐々に、マキの心の底から新芽が突き出るかのように湧き出した…!

(ヤダっ…こんなのって…許せない…!ダメ、絶対に許せないっ…!)

これまで愛した男達よりも強い性的快感を、ただの中年客が自分に与えてる事に…
そんな性的快感をヒシヒシと感じ、全身を震わせて恍惚としてしまっている事に…
マキはかつて経験した事のない程の怒りと憤りを覚えた…!!!
そして、

『…思いっ切りブっ叩いちゃいなよ!』

そんなひなたの言葉がひときわ大きく脳内で鳴り響いた瞬間…

「このヒヒジジイっ…!いい加減にしろっ…!調子に乗ってんじゃ無いよっ…!」

バシィっ…!!!

「あおうっ…!」

マキの中で何かが大きく弾け、玉さんの頬を力任せに平手で張った…!
玉さんは床の上に女座りに崩れ落ちると、頬に手を添えて目に涙を浮かべながらマキの顔をウットリと見上げた…。
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