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熱血!風俗嬢
第2章 熱血の2、技巧VS熱血、官能バトル!?

「自分の人格を否定されてさぁっ?絶望してさぁ?そこから頑張って這い上がるのって、何か…オxxコにビリビリ来るほど感じちゃわない…?あぁ、もっと来て!ってさぁ…?」
純はひなたの独特すぎる自論に完全に拍子抜けし、
「ぷっ…!何それぇ…アンタってガキみたいな顔して…とんだ変態だねっ…!あははははっ!」
思わず腹を抱えて笑ってしまった。
すると少々毒気が抜けたのか、穏やかな表情でひなたの目の前に右手を差し出した。
「あのね…私の右手、指がほとんど動かないの…大失敗しちゃった代償にね…」
「そう…なんだ…」
「実はね………」
…子供の頃から失敗を許されずに育った純は、その期待通り進学校を経て一流大学に進み、誰もが羨む大企業に就職した。ほどなくして出世コースに乗っていた上司と交際を始め、数年で婚約に至った。純の人生は順風満帆と思われ、失敗とは無縁なキラキラした生活が待っているはずだった。
だが純の婚約者は、失敗と無軌道な行動を繰り返す破天荒な女性部下のフォローをしているうちに、その女性部下と親密な関係となり…純との婚約を破棄してその女性部下と婚約すると言い出した。
「もう、完全に頭に血が登っちゃってさぁ…私、気が付くと男のマンションの前まで行ってて…相手の女に殴りかかっちゃったの…」
だが、マンションの部屋の前で女性部下に殴りかかった純は元婚約者に突き飛ばされ、階段を転げ落ちて右手首を複雑骨折し…2度と指が動かなくなる重症を負った。そのうえ女性部下に被害届を出された純は暴行罪で書類送検され、会社をクビになった挙げ句家族にも見放された。
「指が動かないとさぁ?出来る仕事も限られてね…たった1回の失敗で立派な風俗嬢の出来上がりって訳…」
自身の風俗入りの経緯を淡々と話す純を、ひなたは下唇を突き出しながら見据えた。
「元婚約者に突き飛ばされた時に言われたんだ…『俺の家族に何すんだ!』ってね…その時思ったよ、あぁ、失敗すると誰にも家族とすら認めて貰えないんだってね…」
「純さんは家族だよっ…!だから、辞めないでよっ!」
ひなたは、童顔な奥二重には似つかわしくないほどの強い眼力を込めてそう言った。
そんな綺麗事をサラッと言い切るひなたに純は苛立ちを感じながらも、ここ1週間のひなたの言動を思い起こしていた。
純はひなたの独特すぎる自論に完全に拍子抜けし、
「ぷっ…!何それぇ…アンタってガキみたいな顔して…とんだ変態だねっ…!あははははっ!」
思わず腹を抱えて笑ってしまった。
すると少々毒気が抜けたのか、穏やかな表情でひなたの目の前に右手を差し出した。
「あのね…私の右手、指がほとんど動かないの…大失敗しちゃった代償にね…」
「そう…なんだ…」
「実はね………」
…子供の頃から失敗を許されずに育った純は、その期待通り進学校を経て一流大学に進み、誰もが羨む大企業に就職した。ほどなくして出世コースに乗っていた上司と交際を始め、数年で婚約に至った。純の人生は順風満帆と思われ、失敗とは無縁なキラキラした生活が待っているはずだった。
だが純の婚約者は、失敗と無軌道な行動を繰り返す破天荒な女性部下のフォローをしているうちに、その女性部下と親密な関係となり…純との婚約を破棄してその女性部下と婚約すると言い出した。
「もう、完全に頭に血が登っちゃってさぁ…私、気が付くと男のマンションの前まで行ってて…相手の女に殴りかかっちゃったの…」
だが、マンションの部屋の前で女性部下に殴りかかった純は元婚約者に突き飛ばされ、階段を転げ落ちて右手首を複雑骨折し…2度と指が動かなくなる重症を負った。そのうえ女性部下に被害届を出された純は暴行罪で書類送検され、会社をクビになった挙げ句家族にも見放された。
「指が動かないとさぁ?出来る仕事も限られてね…たった1回の失敗で立派な風俗嬢の出来上がりって訳…」
自身の風俗入りの経緯を淡々と話す純を、ひなたは下唇を突き出しながら見据えた。
「元婚約者に突き飛ばされた時に言われたんだ…『俺の家族に何すんだ!』ってね…その時思ったよ、あぁ、失敗すると誰にも家族とすら認めて貰えないんだってね…」
「純さんは家族だよっ…!だから、辞めないでよっ!」
ひなたは、童顔な奥二重には似つかわしくないほどの強い眼力を込めてそう言った。
そんな綺麗事をサラッと言い切るひなたに純は苛立ちを感じながらも、ここ1週間のひなたの言動を思い起こしていた。

