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熱血!風俗嬢
第3章 熱血の3、彼がお店に来ちゃったらっ…!?
「あ、美春ちゃんがお客さまお送りっス。で、そのお見送りの時の対応がちょっと気になるんスよ…」
「ふぅん…」

すると個室のひとつから、白いスリップを身に着けた美少女とアロハシャツを着た固太りの老人が出て来ると、美少女に先導されるように出入り口へ向かって通路を歩きはじめた。
老人はにやけた様子で美少女に何やら話しかけていたが、美少女は大音量の音楽で聞こえないからか無表情で老人の話に応じていなかった。
そんな2人の姿を目にするなり、レジカウンターの脇に立っていたひなたの表情が一変した…。

「ああぁっ…!ハブさぁん!美春ちゃんに浮気したなぁっ…!」
「い、いやっ…!ひな子っ…ち、違うんだ…あのなぁ、そのっ…」
「何よぉっ…?」

“ハブさん”と呼ばれた老人は数年前に鳶の棟梁を引退したご隠居さんで、ひなたを入店以来指名し続けていた常連客だった。ハブさんはプクっ!と頬を膨らませたひなたに詰め寄られると、嬉しそうに照れ笑いを浮かべながら言い訳をはじめた。

「あ、あのなぁ…こちらの嬢ちゃんの写真があまりにお美しかったもんでな…」
「そんでぇ?浮気したんだぁ…!フンだっ!」
「いやっ…写真に見とれてたらな?山ちゃんがこの子どうですか?ってあんまり薦めるから…」
「ちょっとハブさぁん…ご自分で美春ちゃんご指名されたじゃないスかっ!それもひなた店長に内緒でってキョロキョロしながら…」
「おいおい山ちゃん…それ言わないでくれよぉ…」
「怒ったっ…!もうハブさん来てもいつもの“抱っこ”させてあげないんだからぁ!」
「そ、それを言うなって…恥ずかしいだろぉ…?」

美春はハブさんとひなたと山ちゃんのやり取りに入るどころか、無表情でそれをジッと眺めているだけだった。
そんな美春はハブさんに静かに近づくと、

「本日はありがとうございました。では、お気を付けて」

抑揚の無い口調でそう言うなり自分の個室へ帰っていってしまった。
あまりに無味乾燥な美春の立ち振る舞いにひなたと山ちゃんはあっけに取られ、マキは目を丸くしてポカンと立ち尽くしていた。
ハブさんはやや気まずそうに頭を掻き、

「あ、じゃあ…また来るわ…今度はひな子を指名するから…なっ!なっ!」
「もうっ!絶対だよぉっ!」

ひなたの頭をひと撫ですると帰っていった。
山ちゃんはひなたに顔を寄せ、小声で言った。
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