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熱血!風俗嬢
第3章 熱血の3、彼がお店に来ちゃったらっ…!?
「ひなた店長…俺、コレが気になってんスよ…美春ちゃん、お客さまへの対応が何ていうか…感情がゼロなんスよ…」
「そっかぁ…」
「あんな綺麗な子でも…対応が冷たいとリビートされないモノなんですね…」
「そうっスよマキさん!美人だってだけじゃお客さんって居付かないもんなんス!だから、美春ちゃんより見た目の劣るひなた店長がダントツのNo.1ってのはそういう訳なんスよ…」
「へぇ、山ちゃん…そういう事言うんだぁ…ふぅん?私、時々山ちゃんがレジカウンターの影でオナニーしてんの知ってんだからねっ!」

するとひなたは山ちゃんのズボンの上から股間をギュっ…と握り締めた。

「あ痛ぁっ…!」
「えっ…マジでっ?………超…キモい…」
「そ、そんな事する訳ないでしょっ!やめてっ…!動かさないでっ…!」
「ほらほらぁ!私の容姿じゃこのくらいのサービスはしなきゃダメなんだもんね~っ?」

すると、プルルルル…とインターホンが鳴り、個室のひとつから純が客を先導して出てきた。純が客にハグをして頬にキスをして見送ると、レジカウンターの前で立ち止まった。
マキは緊張した面持ちで、純に会釈をした。

「あの子…美春ちゃんって最初っからずっとあんな感じよ…」
「純さん…話聞いてたんスか?」
「あんな大声で話してたら丸聞こえよ」
「ねーねー、純さん、美春ちゃんってお話したらどんな感じの子なのっ?」

ひなたに尋ねられた純は「フウっ…」と鼻からため息を漏らした。

「お話し…ねぇ?私が彼女と交わした会話って「おはようございます」と「お疲れ様です」と「ちょっと通ります」くらいのモンよ…ま、風俗で働くなんて誰だって訳アリだろうし別にイイんだけどさ?感情ゼロ…愛想ゼロ…そんでもってリピーターもゼロって、あんがい筋通ってるわねぇ…?」

ひなたはどこか淋しげな顔付きで純の話に耳を傾けた。

「写真指名はダントツだし苦情も特に無いんで、俺も何も言えないんスけどね…」

するとまたもやレジカウンターのインターホンが鳴り、らいむが客が個室から腕を組んで出てきた。

「すごく楽しかったです!また来てく…」

すると手前の個室のドアが突然開き、

「キャッ…!」

美春が中から出て来てらいむを突き飛ばしてしまった。
美春は私服の白のベアトップとデニムのジーンズに着替えており、腕にはバッグを下げていた。
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