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熱血!風俗嬢
第3章 熱血の3、彼がお店に来ちゃったらっ…!?
数日後。

「ひな子ぉ…こないだは本当に済まないっ…!つい写真に見惚れちゃってなぁ…でも俺はやっぱりひな子が一番なんだよ…!この通りだっ!」

約束どおりひなたを指名したハブさんは、個室へ入るなりひなたに平謝りしていた。だがひなたはむくれたまま、

「プーンだっ…!ウチのお店は誰を指名しようが自由だからさぁ?どうせまた美春ちゃん指名するんでしょっ!」

ハブさんに背を向けてそう言った。

「いや、もうしないよ…」
「してもイイんだよぉ?あんなキレイな子、風俗どころかドコ行ったって会えないもんね…」
「いやいや、もう…あの子は…悪いけど…ウンザリなんだ…」
「えっ…どういう事…?」

ひなたは真顔で振り向いた。

「あの嬢ちゃん、確かにビックリするほどの美人さんなんだけど…淡々としすぎてるっていうか…ロボットか何かに相手して貰ったみたいに後で急に虚しくなって…家に帰った途端にひな子の事が恋しくなっちまったんだよ…」
「そうなんだぁ…」

ひなたは美春の極端なリピート率の低さの原因が少し分かったと同時に、決して美春が不真面目な性格の持ち主ではない事に安堵を覚えた。

「だから、ひな子よぉ…“抱っこ”させてくれよぉ、なぁ、頼むよぉ…」

懇願するハブさんをひなたは意地悪そうな目で見ると、

「ふぅん…そんなに私を抱っこしたいのぉ?」
「お、おおっ…」
「困ったおじいちゃんだにゃあ…」
「ひな子よぉ…この通りだ…」

ひなたはベッドに腰をかけてヒザの上に両手を置くと、

「はいっ!ハブさん、どうぞっ…!」

呆れ顔で微笑んだ。
ハブさんは目に涙を浮かべながらひなたに足まで絡めてキツく抱きしめると、

「あぁ~っ!ひな子っ…もう浮気しないからなぁ…ゴメンよぉ…はあぁ…」

ひなたのまん丸の顔に四角い顔をゴリゴリ…と擦り付けた。

「うぅ~っ…ハブさん…くるちぃよぉっ!」


その頃、レジカウンターの前には新規客が続々と列をなしており、

「で、ではお客さまっ…番号札をお持ちになってこちらの待合室でお待ちくださいっ…!」

山ちゃんはあくせくと待合室に客を誘導し続けていた。
先日ひなたが打った【前店長逮捕記念 ご新規様半額キャンペーン】の期間が残り数日に迫っていた事もあり、客が大挙して押し寄せていたのだ。
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