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熱血!風俗嬢
第3章 熱血の3、彼がお店に来ちゃったらっ…!?
「何考えてんのっ…?!同級生なんか接客できる訳ないでしょぉっ!ふざけた事言わないでっ…!」
「ふぇっ…?もひかひて美春ひゃん…風俗の事友達とかに隠ひてるのぉ…?」
「あったり前じゃんっ…!わざわざ言うバカどこにいんのよっ!」
「あうぅっ…!」

美春が掴んだほっぺたを左右に広げ切って手を離すと、ひなたは涙目でほっぺたをさすった。

「私…風俗王になるって…友達とかみんなに言ってるよぉっ…?」
「はぁぁっ…?!アンタってバカっ?どういう神経してんのっ?どっかアタマのネジ切れてんじゃないのっ!?」
「だって私っ…子供の頃からずっと18歳になったら風俗嬢になる!って決めてたんだもんっ…!」
「えっ…?」

ひなたに対する発言に罪悪感を感じた美春は、一瞬口ごもった。
だが、目の前の非常事態は解消される訳ではなく、

「で、でもっ…!ひなた店長が【ご新規キャンペーン】なんてやるから普段来ない色んな人が来ちゃったのよっ!まさか同級生が来るなんて…もうっ、どうしてくれんのよぉっ!」

そう毒づいた。

「だったら…山ちゃんに言って美春ちゃん以外の子に付けて貰うようにすればイイんじゃないのぉ?」
「あ、あのっ…それは…」
「そうだっ!もし可愛いイケメン君だったら私が付いちゃおうかなぁ?うふふっ…」

そうほくそ笑みながらひなたが個室を出ようとすると、美春はひなたの短い手をグっ…と掴んだ。

「美春ちゃん…?」
「………嫌」
「えっ?嫌って何が…?」
「ヤダっ…!それは絶対にヤダぁっ!」
「え…?」

すると美春は顔をみるみる真っ赤に染め、その紅潮は耳や首筋にまで波及し…ついには全身を紅色に染めた。

「私………その同級生…の男の子の事…す…好きなの…だから…」

そんな美春の告白にひなたの奥二重にはパァっ!と星が浮かび、キラキラと怪しげに輝いた。

「ええぇ~っ!美春ちゃんっ、その子の事好きなのぉ?ヤダぁっ…真っ赤になっちゃって…超可愛いっ…!」
「ちょ…そ、そういうのいらないからっ!」

照れ腐る美春にキスをしようとするひなたの顔を、美春はアゴを掴んで押しのけた。

「やっぱり美春ちゃんがその子の接客すればイイじゃんっ!それで弱み握ってさ…?風俗に来た事バラされたくなかったら私と付き合いな!イヒヒヒ…みたいに脅しちゃえばぁ?」
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