この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
熱血!風俗嬢
第4章 熱血の4、「NO」と言えない女の子!?

「そういえば、アンディさん連れてきてからボンちゃんすっかり来なくなったにゃあ…」
マキは…風俗に身を貶す原因となったかつての職場の因縁が追って来る事に恐怖と同時に宿命を感じ、思わずワンピースの裾を強く握りしめた…。
「じゃあらいむちゃん、すっごい上客さん捕まえたって事なんだね!スゴいっ!」
「でもね、ひなた…実は私、聞いちゃったの…」
「え?何をっ…?」
「私の個室ってらいむちゃんの隣じゃない?あの男…アンディがらいむちゃんを指名した時…良くないと思いながら気になって壁に耳付けたらさぁ…ハッキリ聞き取れた訳じゃないんだけど…かなり荒っぽい口調で暴言ずっと吐かれてたっぽいの…!」
あまりピンと来ない様子のひなたが「でもさぁ?」と返そうとすると…
「ひゃぁっ…!」
「うわあぁっ!」
カーテンと壁の隙間から、純が上で美春が下で顔だけひょっこりと出し、2人の会話に聞き耳を立てていた。
美春は顔を出したまま真顔で言った。
「らいむちゃんが暴言吐かれてたの、そのお客さまだけじゃないと思います」
「えっ…?」
「どういう事…?」
「私も聞いちゃった事あるんです。お客さまお見送りする時いつもらいむちゃんの部屋の前通るんですけど、結構な頻度でクズとかビッチとか酷い事言われてて」
純も顔を出したまま、美春に続いた。
「らいむちゃんみたいに何言われても「NO」を言わなそうな子って、優等生っぽく見えて結構危うい事になりがちなのよね…」
「危うい事…?」
「そういう子ってだいたい借金抱えてたりして、返済に追われて無理し続けちゃって…どっかでプツーン!ってなって暴れちゃったりとか…ヤバい植物片に手ぇ出しちゃったりとか…」
「借金…」
マキはらいむと一緒に面接を受けた時の事を思い出した。
「そう言えばらいむちゃん面接の時、キャンブルで借金作ったって言ってた…競輪とか競艇にハマってたって…」
「嘘だね!それ…」
純はそう言い切った。
「嘘?」
「女の子が競輪とか競艇にハマるなんて聞いた事ないよ!多分、オトコの借金背負わされたんだね…」
「そう…なんだ…」
だがひなたは唇を尖らせ、いぶしかげな表情を見せた。
「…でも、風俗に来るお客さんってイライラ抱えてる人も多いから愚痴とか暴言吐く人も珍しくないし、上司と部下的な疑似プレイかもしれないし…」
「えっ?そんなモンなの…?」
マキは…風俗に身を貶す原因となったかつての職場の因縁が追って来る事に恐怖と同時に宿命を感じ、思わずワンピースの裾を強く握りしめた…。
「じゃあらいむちゃん、すっごい上客さん捕まえたって事なんだね!スゴいっ!」
「でもね、ひなた…実は私、聞いちゃったの…」
「え?何をっ…?」
「私の個室ってらいむちゃんの隣じゃない?あの男…アンディがらいむちゃんを指名した時…良くないと思いながら気になって壁に耳付けたらさぁ…ハッキリ聞き取れた訳じゃないんだけど…かなり荒っぽい口調で暴言ずっと吐かれてたっぽいの…!」
あまりピンと来ない様子のひなたが「でもさぁ?」と返そうとすると…
「ひゃぁっ…!」
「うわあぁっ!」
カーテンと壁の隙間から、純が上で美春が下で顔だけひょっこりと出し、2人の会話に聞き耳を立てていた。
美春は顔を出したまま真顔で言った。
「らいむちゃんが暴言吐かれてたの、そのお客さまだけじゃないと思います」
「えっ…?」
「どういう事…?」
「私も聞いちゃった事あるんです。お客さまお見送りする時いつもらいむちゃんの部屋の前通るんですけど、結構な頻度でクズとかビッチとか酷い事言われてて」
純も顔を出したまま、美春に続いた。
「らいむちゃんみたいに何言われても「NO」を言わなそうな子って、優等生っぽく見えて結構危うい事になりがちなのよね…」
「危うい事…?」
「そういう子ってだいたい借金抱えてたりして、返済に追われて無理し続けちゃって…どっかでプツーン!ってなって暴れちゃったりとか…ヤバい植物片に手ぇ出しちゃったりとか…」
「借金…」
マキはらいむと一緒に面接を受けた時の事を思い出した。
「そう言えばらいむちゃん面接の時、キャンブルで借金作ったって言ってた…競輪とか競艇にハマってたって…」
「嘘だね!それ…」
純はそう言い切った。
「嘘?」
「女の子が競輪とか競艇にハマるなんて聞いた事ないよ!多分、オトコの借金背負わされたんだね…」
「そう…なんだ…」
だがひなたは唇を尖らせ、いぶしかげな表情を見せた。
「…でも、風俗に来るお客さんってイライラ抱えてる人も多いから愚痴とか暴言吐く人も珍しくないし、上司と部下的な疑似プレイかもしれないし…」
「えっ?そんなモンなの…?」

