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熱血!風俗嬢
第4章 熱血の4、「NO」と言えない女の子!?
ひなたは両手で顔を覆って泣きじゃくる竹ちゃんの首に抱きつくと、顔をピッタリと寄せた。

「でも、私はあの時の竹ちゃんの気持ち…嬉しかったんだっ!」
「俺の気持ちが…嬉しい…?あんな事しちまってかぁ…?」
「私に心を許してくれてるんだ…甘えてくれてるんだって思えて…」
「うっ…うおぉっ!ひな坊っ…俺っ…俺はぁぁぁ…うううぅ~っ!」

ひなたは竹ちゃんのハゲ散らかした前髪をそっと撫で整えると、唇を重ねて舌をヌルリ…と差し込んだ。竹ちゃんは嗚咽を漏らしながらひなたの舌を、まるで赤子が母親の乳房を求めるように吸い付いた。

「うはっ…はぁっ…ひな坊、その暴言吐いてるって客も…その子が受け止めきれたらマトモな奴に変わるかもしれないな…キツいかもしれないけどな…」
「そう…かもね…!んっ…あふうっ…ん、チュっ…」

ひなたは竹ちゃんをベッドに優しく押し倒すと、母が赤子を抱くように控えめな乳房を口に含ませた…。


「どもども~っ!今日、らいむちゃんっている~っ?」
「あ!アンディさんお久しぶりぶりっス!らいむちゃん今日、出勤してますよっ!」

それから2週間後。突然アンディは予約も無く来店すると、らいむを指名した。
山ちゃんがインターホンでらいむを呼び出すと、山ちゃんにも分かる程に顔を引きつらせた作り笑顔を浮かべてレジカウンターの前まで出てきた。

「よぉっ!らいむちゃぁ~ん!仕事が早めに終わったからいきなり来ちゃったよぉ!」
「あっ、ありがとうございます…」

アンディは明らかに酒に酔った様子で顔から胸元にかけてを真っ赤に染め、普段の紳士ぶった仮面の陰から下劣な肉食獣の顔がすでにチラ見えしていた。

「うふふっ…!“2週間ぶり”だもんなぁ…楽しみだなぁ、らいむちゃんと仲良くすんの…」
「………」

らいむは…絶望的な気分を心の奥へとギュウギュウに押し込むべく、長いネイルが手の平に喰い込むほどに握り締め…

「じゃ、じゃあ…ご案内します…」

笑顔の仮面が剥がれないように必死で堪えながらアンディを個室へ案内した。
その後ろ姿を、山ちゃんは心配そうに見守っていた。

「ふぅ~っ!疲れたぜ、全く…あのクソ野郎が…偉っらそうに…!」

個室に入るなりアンディはそう毒づきながら重量感のある身体をベッドの上に投げ出すと、らいむは思わずビクっ…!と身を震わせた。
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