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熱血!風俗嬢
第4章 熱血の4、「NO」と言えない女の子!?

…都市部からほど近い温泉街で生まれ育ったらいむは子供の頃、明るく豪快な父親に懐いていた反面、いつもヒステリックに喚き散らす母親をひどく嫌っていた。
小学校低学年の頃にらいむの父親が突然他界すると、父親が死んだのはヒステリックな母親にストレスを感じての事だと決めつけ、母親を徹底的に責めた。
そんならいむが思春期を迎えた頃、親戚縁者や近所の人達から「父親は全く働かずに酒とギャンブルに溺れ、母親が水商売をしてたったひとりで生活を支えていた」という事実を聞かされ、天地がひっくり返るほど愕然としてしまった…。
らいむは取り返しのつかない母親への罪悪感から、「自分は幸せになってはいけない」という強迫観念を抱えながら生きて行く事になる。
そして、大好きだった父親の面影を追うように酒とギャンブルに溺れる男ばかりに惹かれ続け、ついには消費者金融にまで手を出して金銭を貢ぎ続けた…。
だがらいむは、こうして母親と同じ苦しみを味わう事が自分が出来る数少ない贖罪だと思い込み…借金返済と同時にさらに男にギャンブル代を貢ぐべく風俗嬢となった。
こうしてらいむはいつからか、「NO」を言えない女になってしまっていたのだ…。
「…このギャル風の格好もそう、純和風な私の顔にはどう見ても似合ってないでしょ?こういう格好してるとどういう訳か寄ってくるの…父親みたいな男の人が…」
「そうだったんだぁ…」
「らいむちゃんの幸せはらいむちゃんにしか分かんないけど…でも、少しづつ色んなものに「NO」を突き付けてみたら…?」
「そうだよっ!」
「じゃあ、ちょっとづつ…自分の「NO」に正直になってみようかな?」
「私、何でも相談乗るからねっ!」
「ひなた店長はあんま頼りにならなそうだけど」
ひなたは「うぅ~っ」と悔しそうに唸り声を上げながらも、
「風俗王への道は…険しいのだっ!」
と短い腕を天井に掲げた。
「お化けみたいな顔でそんな事言っても全然決まらない」
美春が冷静にそう突っ込むと、一同は笑いに包まれた。
その中には珍しくらいむの笑顔もあった。
小学校低学年の頃にらいむの父親が突然他界すると、父親が死んだのはヒステリックな母親にストレスを感じての事だと決めつけ、母親を徹底的に責めた。
そんならいむが思春期を迎えた頃、親戚縁者や近所の人達から「父親は全く働かずに酒とギャンブルに溺れ、母親が水商売をしてたったひとりで生活を支えていた」という事実を聞かされ、天地がひっくり返るほど愕然としてしまった…。
らいむは取り返しのつかない母親への罪悪感から、「自分は幸せになってはいけない」という強迫観念を抱えながら生きて行く事になる。
そして、大好きだった父親の面影を追うように酒とギャンブルに溺れる男ばかりに惹かれ続け、ついには消費者金融にまで手を出して金銭を貢ぎ続けた…。
だがらいむは、こうして母親と同じ苦しみを味わう事が自分が出来る数少ない贖罪だと思い込み…借金返済と同時にさらに男にギャンブル代を貢ぐべく風俗嬢となった。
こうしてらいむはいつからか、「NO」を言えない女になってしまっていたのだ…。
「…このギャル風の格好もそう、純和風な私の顔にはどう見ても似合ってないでしょ?こういう格好してるとどういう訳か寄ってくるの…父親みたいな男の人が…」
「そうだったんだぁ…」
「らいむちゃんの幸せはらいむちゃんにしか分かんないけど…でも、少しづつ色んなものに「NO」を突き付けてみたら…?」
「そうだよっ!」
「じゃあ、ちょっとづつ…自分の「NO」に正直になってみようかな?」
「私、何でも相談乗るからねっ!」
「ひなた店長はあんま頼りにならなそうだけど」
ひなたは「うぅ~っ」と悔しそうに唸り声を上げながらも、
「風俗王への道は…険しいのだっ!」
と短い腕を天井に掲げた。
「お化けみたいな顔でそんな事言っても全然決まらない」
美春が冷静にそう突っ込むと、一同は笑いに包まれた。
その中には珍しくらいむの笑顔もあった。

