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熱血!風俗嬢
第4章 熱血の4、「NO」と言えない女の子!?
翌日。

「おはようございまぁす!」

弾むような足取りでらいむが出入り口のドアから入ってくると、レジカウンターの中で開店準備をしている山ちゃんとひなたに明るく声をかけた。だが…

「だっ…誰…ですかっ…?」
「えっと…あの、面接の方っ…スか…?」

ひなたも山ちゃんもそれが誰だかサッパリ分からなかったのだ…。

「ヤダぁ…私、らいむです…ってぇ!」

なぜなら、らいむは…淡白な和顔を丸出しにしたノーメイクでセミロングの黒髪を頭の後ろでお団子にまとめ、ピンク色のニットのカットソーに黒のパンツというオフィスカジュアルな清楚女子に大変身していたからだった…!

「「元」店長に似合わないって言われたんで…まず…ここから「NO」を突き付けてみようかと思って…どう?」

すると、個室の中からマキと純と美春がゾロゾロと出て来て、みな目を丸くしながらてらいむの元へ寄った。

「ホントにらいむちゃん?」
「髪…黒っ!ってか短っ!」
「髪切ってストパーかけて黒く戻したんです」

そうらいむが答えると、

「声…」
「うん、声がらいむちゃんだ…」
「別人の吹き替えみたい…」
「替え玉受験…?」
「いや、ココ風俗だって…」
「えぇっ?コレって…変ですか?」

らいむがそう訊ねると、皆は…

「清楚…」
「風俗嬢っぽくない…」
「郵便局とかにいそう…」
「みどりの窓口にいそう…」
「地味…」
「嫁にしたい…」
「えっ…?」
「誰か軽くディスった人がいる…!」
「あと、キモイ事言った人もいるっ…」
「ちょっとぉっ…!キモくないっスって…!」
「でも、イイよ…!すっごく似合ってる!」
「ギャル風よりもこっちの方がお客さまにウケそう!」
「らいむちゃんの新しいスタイル…見つかったかもねっ!」

それぞれ、らいむの新しいスタイルについてそう言い合った。


『熱血の5、前代未聞、風俗ユニット結成!?』につづく。
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