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熱血!風俗嬢
第1章 熱血の1、業界初、風俗嬢兼店長誕生!?
「へっ…?プ、プレイを…見学…って…?」
「ひなたさんの…を…?」
「ひなたって呼び捨てでイイよっ!そう、百聞は一見にしかずって言うじゃない?細々と説明するよりも実際に見た方が一発で流れとか分かると思うのっ!」

ひなたの生の“ヘルスプレイ”を見せられる事になったマキとらいむは、予想外の事に困惑した顔を見合わせた…。

「あなた…!それって正気?」

すると、純があからさまな呆れ顔で3人の前に現れた。

「正気だよっ!だって合理的だしぃ…」

ひなたは口を尖らせた。

「お客様とのプレイを新人研修に利用するなんて…未完成品をお客様に提供するつもり?研修なら山ちゃんに頼みなさいよっ!」

山ちゃんはまたもやレジカウンターの中へ身を潜めた。

「ちょっと山ちゃん…前は山ちゃんが新人の研修してたじゃないのっ!」

だが純にそう咎められると山ちゃんはレジカウンターから顔だけ出し、

「だって、僕…ひなたさんの新人研修して以降…研修が超トラウマなんっスもん…」

そう弱々しく言った。
ひなたは純を強気な表情で見上げた。

「お客さんにメールで聞いたら『イイよ』って言ってくれたの!だから未完成品なんかじゃないのっ!」
「もし、失敗でもしてお客様を不快にさせたらどうするつもりなの…?あなた責任取れるの?」
「その時はその時…!心からメッチャ謝るもんっ!」

純は大きくため息をつくと、

「謝るってアンタ…それでもプロ?失敗しないようにサービスを提供するのが一人前の大人…プロってモノじゃないのっ?考え方が完全にお子ちゃまじゃないの…」

そうひなたを嘲笑ったが、ひなたはことさら力強い眼差しで純を見上げた。

「風俗のお仕事は人と人との触れ合いなのっ!女の子が成長してく姿も立派な商品なの!だから、失敗したとかしないとかってあんま無いと思うの…お客さんだってお仕事とか家庭でいっぱい失敗しながら頑張ってるし、成長してく女の子を見て『これでイイんだ』って勇気を貰ってくれるかも知れないじゃない?だから、失敗したってお客さんが楽しんでくれたらそれは未完成品じゃないのっ!」

マキは思わず「はっ…!」と息を漏らした。

(…この子、一見バカっぽいようで妙に的を得てる…やっぱりNo.1になるだけの事はあるのかも…?)
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