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熱血!風俗嬢
第5章 熱血の5、前代未聞、風俗ユニット結成!?
マキはひなたの言い分にギクリ…とさせられたが、

「ひっ、ひなたは人を過大評価しすぎなんだよ…愛し過ぎなのよ!そこがひなたのイイトコなんだけど…でも、私は…そうはなれない…」
「確かにアキナさんはブスだしオバサンだしドロボウで卑怯者だけど…私は嫌いじゃないよっ」
「え…?」
「アキナさんは自分の悪い所を恥ずかしいって思ってる…だから人に嫌われちゃうんだと思うの」
「恥…」
「勘なんだけど…アキナさんのそういう所を良い方向に持ってけるのってマキさんだけだと思ったのっ」

マキは自分のバッグの中から、キーホルダー付きの三角の穴開きチーズの人形を出した。

「コレ…」
「あっ!チー坊っ!ボンちゃんの会社で扱ってるキャラだよねっ!」
「実はね、このキャラの作者…私の知り合いなの…っていうか、私が風俗に入る事になったきっかけになった奴なの…」
「へぇぇっ?そうだったのぉっ…?!」

マキが物憂げにベッドのヘリに腰掛けると、ひなたも引っ付くように隣に腰掛けた。

「…私がテレビ局に勤めてた頃、無名のイラストレーターだった“奴”が人づてに売り込んで来て…何気なく資料を見たら一発で気に入っちゃって…で、私がこの“チー坊”をね…はぁ、こうやって名前呼ぶのも辛いんだけど…」
「マキさぁん…」

声を枯らすマキの腰に、ひなたは両手を回してピッタリと抱き着いた。

「私、チー坊を売るために深夜アニメの企画書を会社に出し続けたりして…そうやって奴と二人三脚で頑張ってるうちに…愛し合うようになって…」
「うん…」
「それでね………」

…なかなか深夜アニメの企画が通らない事に業を煮やしたマキは、自ら消費者金融で借金をしてプロダクションを立ち上げ、自社に発注する形で深夜アニメの放送とDVDの制作を実現させた。
だが、視聴率もDVDの売り上げも想定を大幅に下回り…マキはひとりで大借金を負う事となった。
だが、そのイラストレーターはマキに無断で深夜アニメとDVD化の実績を持ってあちこちに売り込んだ末に大手プロダクションへの所属を果たし、その後チー坊はスマッシュヒットを果たす事となった。
マキは…チー坊の全ての権利を売ったカネとテレビ局の退職金を含めても借金を完済できず…風俗入りする事となった…。

「『腐るんじゃねぇぞ…熟成しろよっ!』ってあのセリフ…奴と一緒に考えたのよ…」
「そうなんだぁ…」
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