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熱血!風俗嬢
第5章 熱血の5、前代未聞、風俗ユニット結成!?
「こんな…こんな感覚初めて…グスッ…私、今まで人にバカにされるのが怖くて…人と本気でぶつかる事から逃げてて…でも、マキさんは本気で私を叱ってくれて…玉さんも本気で責めてくれて…それがこんなに心地良い事だと知らなかったのぉ…うううっ…」

アキナは、ベッドの上でポロポロと大粒の涙をこぼした。
するとマキも、

「私も…初めての感覚かも…私、今まで人を信用出来てなかったんだ…何から何まで全部自分でしようとしてて…でも、私のする事で確実にこのブタ女が…いや、アキナさんが私の期待以上の反応を見せてくれたから…」

そう感情を吐露するとアキナとしっかりと手を取り合った。
その様子にひなたは満足げに笑みを浮かべると、

「良かったね!ブスでドロボーな変態オバサンっ!」

アキナの両方の乳首をギュッ…とつまんだ。すると、

「はあぁぁぁっ…!わっ、私は卑怯でブスな変態オバサンですぅぅ~っ!」

アキナは身体をのけぞらせてそう悶えた。
ふたたびギャラリーからは、パチパチパチ…と拍手が起こった。

「………」

…マキはチームプレイの大切さと、時として人を頼る大切さをあらためてひしひしと感じていた。
玉さんもムクリ…と起き上がると、力強く言った。

「マキちゃんよぉ…俺、今まで一度も女をイカせた事がなかったけど…2人いっぺんにイカせられるなんて…すっかり自信ついちまったよぉ!今度また、2人一緒に指名させてもらうよ」
「はいっ!」
「是非っ…!」


その日の閉店後。3日間限定の【ユニット祭り】が終了し、私服に着替えたキャスト達がレジカウンターの前でザワザワと雑談をしていた。
すると…片側を深く刈り上げた緑色のショートカットにスリムの黒のジーンズに黒いバンドTシャツという、ロックテイストないでたちのキャストが近付き、

「ねーねー、こども店長!私、妊娠したみたいなんだけど…どうすればイイ?」

どこか人を喰ったような余裕の面持ちでそう言い放った…。

「ええっ…?!」
「に、妊娠って…」
「誰の…?」
「えーっ?客のだけど…」
「………」

ひなたは顔を強張らせたまま立ち尽くし…
他のキャスト達一同も、絶句したまま固まってしまった…。


『熱血の6、本番発覚…?お店が無くなっちゃうっ!?』につづく。
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