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セックスパラダイス 欲望と野望の楽園
第12章 プールサイドカフェ 芽久美
改めて、まじまじと女の娘の全身を凝視する俺。
「えっ? テレビとかじゃ、無いよねぇ?」
「そんなぁ・・私、普通の娘よっ・・な、か、いサン」

(な、何で、この娘、俺の苗字をっ?)
驚く俺に、悪戯っ子の様な笑顔・・
(か、可愛いっ・・何処だ? 何処で、こんな可愛い娘と会った?)
「うふっ、降参? なら、ヒントね・・会ったの、会社よっ・・」
そう言い小首を傾げる・・愛くるしい、完全にノックアウトの俺。

「お早う御座いまぁすっ、ヤクルトですっ」
突然叫んで、可愛いピンク色の舌をペロッと出した。
「えへっ、バレちゃった? こんなトコで、中井サンに会えるなんて? でも、絶対に会社の人には内緒にしてね・・」
俺に身体を近付け、耳元で囁く・・
その弾みで、大きく開いたYシャツの胸元から、意外に豊かな胸の谷間が覗き、頸からモワッっと、枯葉が雨に濡れた如き、若い娘特有の性臭が俺の鼻腔に広がった。

動揺を隠して、質問する俺。
「えっ、でも、小山サン、確か、芽久美じゃなかったっけ?」
「嬉しいっ、覚えてくれてたんだぁ? そうよ、ホントは芽久美だけど、読み難いから、久美にしちゃったの・・
でも、何で、週一回の私のコト何か知ってるの?」

「えっ・・そ、それはぁ・・芽久美ちゃんのコト、俺、気になって」
俺の顔を見詰める芽久美の顔が赤らみ、目が妖しく潤む。

「んっ、折角だから、何かカクテルを・・い、一緒に、いい?」
「えっ・・中井さん、ホント? 嬉しいっ・・で、でも、私、駄目なのぉ・・ごめんなさい、私、キャストじゃ無いから・・ただの、バイトだから、お客様と一緒に楽しめ無いの・・
それに、此処の値段って狂ってるから・・止めた方が・・
だって、一杯、10万円よっ・・
もし、女の娘を付けたら、お話だけで、1時間、100万円だしぃ」

余りの金額にビビる俺、しかし、エエ格好しぃの俺が頭をもたげた。
「んっ? 芽久美ちゃん、全然、いいよっ」
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