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セックスパラダイス 欲望と野望の楽園
第12章 プールサイドカフェ 芽久美
芽久美の膝を折り上に持ち上げた・・
最初に鼻を突いたのは、汗臭さと言うよりも、濡れたシャツが放つ、生乾きの洗濯物に似た異臭だった。
これには俺も辟易したが、我慢して鼻先をシャツ越しに、窪みに摺り寄せ匂いを嗅ぎ取る。
すると、濡れた生地を通して、芽久美の腋肉が発散させる、若干饐えた様な性臭が感じられた・・これこそ、俺の好みの匂いだ。

(この、邪魔なシャツさえ無ければ、芽久美の窪みが放つ、饐えた酸っぱ臭さを直接嗅げるんだっ・・)
興奮した俺、狂った様に鼻から息を吸い込み続ける・・

「も、もう止めてぇっ、中井サン、無理しないでぇぇ・・」
涙ぐみながら悲痛な声で哀願し、無理矢理に腕を離す芽久美。
「えっ? 俺、全然無理なんてして無いよっ・・シャツが汗を吸って、変な匂いがしたけどねっ。それより、芽久美の腋の肌や肉から漂う、女の娘の体臭に唆られちゃって・・早く、直接嗅ぎたくてさっ」

俺の言葉に、パァッと顔を明るくする芽久美。
「か、和也サン、ホントなのね? 信じていいのねっ?」
「あぁ、勿論だよっ、ほらっ・・」
サインボードにOKを打ち込み、芽久美に手渡す。

(芽久美、初めて選んで貰えた・・それも、和也サンにっ・・)
感慨深げにサインボードを眺め、本部に送信する芽久美。
(えっえっ? もしかして、私、これから、和也サンに、エッチな事サれるのぉ? フルコースだから、抱かれるのよね?)
最後にセックスをしてから、1年以上もご無沙汰の芽久美、恥ずかしさと悦楽への期待に、急速に高まる性欲。

「あ、和也サン・・先に、シャワー、浴びてくるわねっ・・」
「んっ、必要無いよっ・・」
(えっ、何でっ? やっぱり、嘘ついてたんだ? 芽久美の、匂いに幻滅してたんだ? じゃ、キャンセルなのねっ?)
憑きが落ちた様に、項垂れションボリする芽久美・・
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