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セックスパラダイス 欲望と野望の楽園
第12章 プールサイドカフェ 芽久美
下を向いたままの芽久美を、優しく抱き寄せる。
「んっ? いいの、無理しないでっ・・キャンセル、慣れてるから」
「えっ、誰が止めるなんて? シャワーが必要無いって、言っただけだろう?」
「でも、これから、エ、エッチな事、スるんでしょ? 芽久美の身体、汗塗れ出し、色んなトコ、に、匂うかも?」
「いいんだよっ・・俺、芽久美の生の身体の匂いを、嗅ぎたいんだ、構わない? それとも、怒ったの?」

頬を赫らめた芽久美が、首をコクンと小さく頷いた。
「はぃっ、芽久美で良ければ、好きにシて下さい・・でも、私、嫌な匂いがしても、絶対に嫌わ無いで、くれ、ま、す、か?」
潤んだ瞳で俺を見詰める芽久美、堪らずに抱き寄せ唇を奪った。

その時、突然ドアが開き、中西が現れた。
「中井様、本日は芽久美を、お買い上げ頂き有難う御座います。この娘の立場を御説明致します。
この娘は妹の為に、楽園に借金をしました・・この愛らしさです、手前共も、直ぐに回収可能と思いましたが、体臭と言う盲点でままならず、今日までまいりました。
ハッキリ言います、中井様・・この娘を身請けして貰えませんか?
本日のメニューだけは、こなして貰いますが、貴方が預けた金額で、楽園はこの娘を解放致します、如何ですか?」
頭でザッと計算する俺、約2,000万、俺のあぶく銭の全て・・

祈る様な視線で俺を見詰める芽久美。
俺の悪い癖が現れる。
「んっ、中西さん・・野暮、言うなよっ、勿論、頼むよっ」

「有難うございます・・中井様は、このカフェは初めてですよね? 実は芽久美も、初回のお客様なので、私から愉しみ方を説明させて頂きます」
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