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セックスパラダイス 欲望と野望の楽園
第2章 序章② スカウト 芽久美
蚊の鳴くような声で、恥ずかし気に説明する芽久美。
「・・私、汗をかいたり、こ、興奮したりすると・・だ、駄目なんですっ・・わ、腋や、ア、アソコから・・嫌な、に、臭いが、して・・それで、今迄も、好きになった人も、皆、離れて・・」

「ふっ、そんなコトで、悩んでたのか?いいか、芽久美、よく聞け、男は皆、女の娘の身体の匂いに興味があるんだっ、いや、気になった娘の体臭を嗅ぎたいんだよっ・・
そして女の娘は、自分に合う男を呼び寄せる為に、身体から匂いを発散するんだよっ・・」

「でも、私の匂い、彼も、皆・・嫌だから・・」
「んっ、なら、ハッキリ言おう。俺は、お前の匂いが好みだっ・・
これだけじゃ、不満かっ?
それなら、今から、治療をしてやろう・・腋の汗腺とリンパ腺を処置すれば、雑臭は殆ど消える筈だっ・・
どうだ?この条件なら、良いだろう?」

深野が内線を掛ける、間もなく現れた中西。

鞄から施術器具を準備する間に、雇用契約書にサインをする芽久美。
「んっ、これで、君も俺の社員だっ」
芽久美の隣に腰掛けた深野が、右腕を握り持ち上げた・・

ヤクルトレディーの制服か?水色のYシャツに格子柄のベスト、下も同じ柄の膝上丈のフレアスカート、形の良い脹脛を覆う紺のハイソックスが可愛らしい。
そして、芽久美の腋は、汗染みで黒々と悩ましかった。

途端に、モワッとした異臭が漂う。
「あ、社長ぉ・・今日、暑くて、沢山歩いて、汗かいて・・」
身を捩って逃れようとする、芽久美の身体を抱き止める深野。
「芽久美っ、社員の身体を知るのも社長の役目だ、大人しくしろ」
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