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儚き陽炎
第4章 お店のなかで
夜からは大学生のアルバイトの男の子がカンターで珈琲をたて、私は、
接客に動き回り忙しく時がたった。
閉店時間になり後かたずけを終え、男の子が帰る。
私は、カンターの隅に座り珈琲を飲みながら今日一日を思い返した。
何時もと違う一日だった。
和也がやって来た。
それも、一番お客の少ない時間を選び女の子の帰り時間を見計らってやって来た。
「・・・計画してたんだ・・・和也は」
・・・一人つぶやく。

入って来た時は、嬉しくて心弾ませドキドキしているのを悟られないよう
平静を装って接していたのに。

まさか、和也と奥の一組だけになると、あんな事するなんて・・・
考えてもいなかった。

お店の中で
お昼下がりに

咥えさせられた
しゃがみこんで

奥に出され
全部飲まされた

何時もなら、最後の珈琲を飲み、売り上げを閉め帰るのだが、帰れない。


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