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女子大生 麻希 ある夏の陵辱日記
第2章 即配便 寸止め
間も無く、非常電源か? 薄暗いライトが着く。
「あっ、す、すみません・・」
思わず、課長にしがみ付いた麻希が、慌てて身体を離した。

「いやっ、落ち着け、大丈夫だっ、直ぐに復旧する筈だ・・」
何十年振りかに、若い娘の身体に触れた課長、その柔らかさと熱い弾力、更に甘い体臭に動揺を隠せない。

だが、課長の言葉と裏腹に、一向に動かないエレベーター。
その時、スピーカーから声が・・
「申し訳御座いません、管理センターです。電気系統の故障で、今、原因解明と修理中です。暫く、そのまま待機して下さい」
「おいっ、ふざけるなっ・・どの位、掛かるんだっ?」
「あ、然程はっ・・恐らく、1〜2時間程で何とか・・」

こうして、狭いベーター内に閉じ込められた3人・・

薄暗いライトの中、辛うじて空調は流れるが、いかんせん、クーラーが止まったままで、蒸し暑さは尋常では無かった・・
苛立った様にネクタイを外した課長が、インターホンを押す。
「おいっ、熱いっ・・何とかならんのかっ?」
「すみません、クーラーは無理です。暫くは密室ですので、お洋服を脱いで頂き・・監視カメラとマイクは切りますので・・」

専務の椅子にふんぞり返った田中が、真っ先にランニングとトランクス姿になり、舐める様な視線を麻希に送る。

気まずい沈黙、軽薄な田中が口火を切った。
「ねぇ課長っ、その可愛い娘、即配便のバイトでしょ? 何で一緒に出掛けるんですか?」

下を向いたままの麻希、課長が事の顛末を語った。
「ふぅんっ、良くあるコトじゃん・・君も、そんなに気にする事無いよっ・・そうそう、名前とか教えてよっ、事故の仲間なんだし」

何となく味方を得た様に思った麻希、田中をジッと見詰めた。
「あ、麻希・・山下 麻希です。3年で20歳・・」

改めて麻希の顔を凝視する田中、妖艶な瞳に生唾を呑んだ。
(か、可愛いっ、それに、小柄だけど、凄ぇ身体だっ・・)
「あ、俺、田中・・ココでは、直樹って呼んで。それより、麻希ちゃん、暑いだろ? 上だけでも脱いだらっ? あ、変な意味じゃ無いよ」

後ろを向いて、ウインドブレーカーを脱ぐ麻希。
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