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女子大生 麻希 ある夏の陵辱日記
第14章 ハプニングバー ① 刺青
余りの衝撃に固まる麻希に、里穂が追い討ちを掛けた。
「ココはハプバーよっ・・ハプニング、驚き、非日常を求める、男と女が集うトコよっ・・
今週のテーマはSMなの・・白はマゾ、黒はサドよっ」

その時、場内が暗くなり、里穂が姿を消した。

スポットライトが当たり、ステージに現れたのは、ボンデージに身を包んだ長身の美女と、里穂だった・・

司会者がマイクを握る、スポットライトの代りに蝋燭が灯された。
「さぁ、皆様お待ちかねの、SMショーです。本日、当店が誇る女王様の尚子に調教サれるのは、22歳の里穂です・・」

観客の興奮が一気に高まる。
「お、里穂だっ・・俺、あの娘観るの3回目だけど、あんなに綺麗な娘が、素人って信じらんないよっ・・」
「あぁ、尚子様・・私も虐めて欲しいよぉ・・」
「ふんっ、どうせヤラセだろっ? 責めも受けも演技さっ・・」

「おやっ、お客様? 当店の売りは、リアルですよっ。他店と違い、本当の苦痛や快感を、素人の娘が耐えるトコをご覧下さい」
「ま、いいやっ・・で、何スるの? 鞭、蝋燭、それとも玩具?」

尚子が司会者に何かを告げる、一瞬の間、里穂が頷いた。
「皆様、本日は[刺青]を施します・・今、里穂が承諾しました・・」
「へっ? 刺青って、ようはタトゥーだろ? そんなの、その辺の娘も手軽に入れてるじゃん?」

「いいえっ、ファッションのタトゥーとは全く違いますよ・・
器械で皮膚に浅く墨を入れるのと異なり、刺青は日本古来の、本格的な刑罰で拷問です・・
手彫りで、針を肉に刺して色を付着させるのです。その苦痛たるや、想像を絶する痛みで、大の男も泣き喚く辛さです・・」

司会者の言葉に、静まり返る観客、誰かが生唾を呑む音が響いた。

「ねっ、賢ぅ? ホントに里穂さん、入墨サれるのぉ? い、痛いんでしょ?」
実は、隠れて被虐願望が旺盛な麻希、思わず賢の手を握った。
麻希の脳裏に、隠れて観た映画の、美人女優が刺青を施され、苦痛に悶え狂う身体と表情が蘇り、身体から甘酸っぱい性臭を漂わせる。

(んっ? この匂い・・この娘っ、発情し始めたのか? 清楚な顔してるが、やっぱり・・?)
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