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女子大生 麻希 ある夏の陵辱日記
第14章 ハプニングバー ① 刺青
ステージではショーの準備が進められる。
ベッドに俯せに寝かされた里穂、係が、手彫り用の様々な針を、ベッドを取り囲む観客に提示する。

蝋燭の明かりに光る、細い針や、ソレを束ねた彫刻刀の如き彫り具。

尚子が、里穂の全身を見つめ、右手を伸ばさせ、紐で拘束した・・
染みの欠片も無い、滑々した里穂の肌、その肉付きの良い、肩口から腋の窪みの辺りに、尚子が指を這わせた、ビクッと硬直する里穂・・

「うふふっ、敏感な娘ねぇ? 背中じゃ、ありきたりだから、ココに彫りましょうねっ? ココって、女の娘の神経が集まってるから、凄まじく痛いわよっ・・」
簡易剃刀で産毛を剃り、アルコール綿で念入りに消毒を施す尚子。

「じゃ、里穂っ、覚悟は良いわねっ? [忍] って彫ってあげる・・」
「あ、は、はいっ・・尚子さん、い、痛い、です、かっ?」
「ふっ、当たり前でしょ? 器械彫りの何百倍も痛いわよっ・・麻酔をスるのが常識みたいだけど、勿論、無しよっ・・
それと、余り泣き喚か無いでねっ、気が散るから、良いわねっ?」

涎を垂らさんばかりの笑みを浮かべ、尚子が一本針を突き刺した。
ふくよかな、里穂の肩口の肉が、クレーターの如くヘコむ・・
プツッ・・
咳き一つ無い観客の耳に届く、針が皮膚を突き破る音。

一瞬の間・・
「・・・・ぁ、ぁ・・は、はうぅぅっ・・」
里穂の端正な顔が苦痛に歪み、苦悶の悲鳴を迸しらせる・・
「里穂っ、うるさいっ・・このくらいで、声を出すなっ・・」

プツッ プツッ プツッ・・
「・・・・んっ、んっ、んんぅぅぅ・・」
一本針による、筋彫りを進める尚子、真っ白な里穂の柔肌に、ポツンと浮き出る血玉をガーゼで拭う・・

自由な左手の拳を口に当て、懸命に呻めきを堪える里穂。
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